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  1. 名護市議会 2019-06-13
    06月24日-07号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和元年第195回名護市定例会              第195回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和元年6月13日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和元年6月24日 月曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和元年6月24日 月曜日 午後3時37分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 26名 欠  席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  島 袋  力   │ 出 │  15  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  長 山 正 邦  │ 出 │  16  │  仲 村 善 幸  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  大 浜 幸 秀  │ 出 │  17  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  18  │  宮 城 安 秀  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  川 野 純 治  │ 出 │  19  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  20  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  金 城  隆   │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  23  │  岸 本 洋 平  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  宮 里  尚   │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  大 城 敬 人  │ 出 │  25  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  26  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │    │           │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  平   光 男  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       13番 比嘉 勝彦  14番 平 光男 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長   祖 慶 実 季    地域政策部長  松 田 健 司 商工観光局長 小 野 雅 春    こども家庭部長 比 嘉 ひとみ 市民福祉部長 比 嘉 一 文    農林水産部長  比 嘉 克 宏 建設部長   玉 城  勝     環境水道部長  長 山 儀 和 消防長    照 屋 秀 裕    地域政策部参事 平 得  薫               教育長  岸 本 敏 孝 教育次長   石 川 達 義議会事務局出席者 事務局長   上 地  健     次長      新 垣 和 吉 議事係長   新 城 貴 盛    庶務係長    神 谷 智 子 議事係    宮 城  建     庶務係     津波古 利恵子 議事係    岸 本 健 伸    臨時職員    森 本 雅 也 ○大城秀樹議長 おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前10時0分) (新聞報道の個人情報漏えいの件について地域政策部参事より説明あり)                              再 開(午前10時2分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程により一般質問を行います。宮城さゆり議員、一般質問を許します。 ◆宮城さゆり議員 皆さん、おはようございます。ただいま大城秀樹議長より一般質問の許可が出ましたけれども、字句の訂正がありますので休憩をお願いします。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午前10時2分) (字句の訂正あり)                              再 開(午前10時3分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 改めましておはようございます。一般質問の許可を得ましたので、議席番号9番、礎之会、宮城さゆり、第195回6月定例会の一般質問を行いたいと思います。質問に入る前に所感を述べさせていただきます。本日、6月24日は議長の誕生日ということでおめでたい日となっております。おめでとうございます。(拍手あり)それと昨日、6月23日は慰霊の日でした。沖縄戦の犠牲者を悼む74年目の沖縄の慰霊の日を迎え、鎮魂の祈りに包まれた一日となりました。昭和から、平成、令和と平和な時代は流れ、私たちに課せられたものは、決して戦争をしてはいけない。そしてまた戦争の悲惨さを後世へ語り継いでいくことで、これからも恒久平和を願いたいと私は思っております。それとまた、沖縄タイムスの新聞掲載で「名護の未来 若者が考える」ということで、若者が名護の未来について考える「がじゅまるサミット」。青年会議所により、2日に21世紀の森体育館で開かれ、ディスカッションのテーマは「名護の人口を増やすにはどうしたらいいのか」、「空港の整備」や「合コンの義務化」、「名護ナンバーの創設」、「テーマパークの建設」など、参加者はユニークなアイデアを出しながら、ざっくばらんに意見を交わした。名護市は、今年度中に、今後10年間のまちづくりの指針となる第5次名護市総合計画を策定する同会議所の中本理事長は、総合計画に我々の世代の思いを届け、まちづくりに生かしてほしいというコメントがありました。市長、よろしくお願いいたします。ともに頑張って、名護市づくりをしていきたいと思います。では、一般質問に入らせていただきます。質問の事項1 福祉行政について。要旨の(1)名護市においても高齢化はとどまることなく進行し、高齢者人口は右肩上がりで増加し、それに伴いひとり暮らしの高齢者や高齢者夫婦のみの世帯も増加していくものと予測されております。また、核家族化の進行で家族力の低下や地域相互扶助の弱体化等も考えられ、高齢者を取り巻く環境の整備が求められてきます。そこで、久辺三区における老人福祉施設についての進捗状況についてお伺いいたします。平成22年4月から子ども・若者育成支援推進法が施行され、この法律は教育、福祉、雇用など各関係分野にわたる施策を総合的に推進するとともに、社会生活を円滑に営む上で、困難を抱える若者への支援を行うための地域ネットワークづくりの推進を図るとしております。そこで要旨の(2)ひきこもり支援について。ア ひきこもりの定義についてお伺いいたします。イ ひきこもりの現状についてお伺いいたします。ウ ひきこもり支援の取り組みについてお伺いいたします。質問の事項2 子育て支援について。要旨の(1)全ての児童が健全に育成されるよう、児童虐待について発生予防から自立支援まで一連の対策のさらなる強化等を図るため、児童福祉法等の理念を明確化するとともに、母子健康包括支援センターの全国展開、市町村及び児童相談所の体制の強化、里親委託の推進等の所要を講ずる。児童福祉法等の一部改正(平成28年法律第63号)より。児童虐待の予防から、市町村は妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援のために、母子健康包括支援センターの設置に努めるものとするとありますが、名護市においての現状についてお伺いいたします。ア 児童虐待防止対策の取り組み状況についてお伺いいたします。イ 直近2年の相談件数についてお伺いいたします。要旨の(2)沖縄県の10代で妊娠・出産する割合は全国が1.1%に対し、沖縄県は2.6%で2倍以上と高い。10代で妊娠・出産する若い妊産婦の居場所を県内で初めて沖縄市が子育てや就労など、自立に向けた支援の施設を設置した。名護市の若年妊産婦においての取り組みについてお伺いいたします。ア 年代別の妊娠、出産状況についてお伺いいたします。イ 若年妊産婦への支援についてお伺いいたします。ウ 小、中学校においての性教育への取り組みについてお伺いいたします。質問の事項3 観光振興について。要旨の(1)名護自然動植物公園ネオパークオキナワ)は国内動物園唯一の飼育動物や100種類以上の動物が生息し、名護市唯一の観光施設である。1987年12月に創業し、3度の再建と昨年度よりタピック株式会社により指定管理が行われています。沖縄県においての平成30年度の入域観光客数は999.9万人(プラス41万9,100人、前年に比べ4.4%増)となり、今後も観光客数の増加が見込まれます。名護市の観光振興の発展にも名護自然動植物公園ネオパークオキナワ)の早急な整備が求められることから現状と取り組みについてお伺いいたします。ア 平成29年度、平成30年度の状況についてお伺いいたします。イ 今後の取り組みについてお伺いいたします。ウ 施設の老朽化が目立ち修繕が急がれる箇所も見られました。具体的な支援についてお伺いいたします。要旨の(2)農産物6次産業化支援拠点施設「なごアグリパーク」の現状と今後の取り組みについてお伺いいたします。質問の事項4 市民の声より。要旨の(1)デマンドバス実証実験についてお伺いいたします。ア 時期とコースについてお伺いいたします。イ 現状についてお伺いいたします。要旨の(2)高齢者の免許証返納における支援についてお伺いいたします。要旨の(3)名護市花の里づくりの現状と取り組みについてお伺いいたします。以上、一次質問とし、二次質問は自席にて行います。よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により、一問一答、事項別の申し出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。市当局の答弁を求めます。比嘉一文市民福祉部長。 ◎比嘉一文市民福祉部長 おはようございます。それでは質問の事項1 福祉行政について、要旨(1)についてお答えいたします。現在、介護長寿課のほうでは、第8次あけみお福祉プランの「名護市高齢者福祉計画及び第7期介護保険事業計画、平成30年度~令和2年度」に基づきまして、地域密着型介護老人福祉施設整備を進めております。令和2年度に、久辺三区(辺野古以南3区)へ整備予定である地域密着型介護老人福祉施設の整備状況でございますが、整備を行う法人を公募にて行った結果、2者より整備の意思が示されました。応募申し込み書締め切り日、6月7日までに、2者より応募書類一式を受理いたしました。今後のスケジュールにつきましては、7月初旬に一次審査、書類選考及び現地踏査、一次審査を通過した者に対しまして、二次審査、プレゼンを7月中旬ごろに予定しております。選考結果の公表につきましては、市長決裁を得た後、8月初旬ぐらいを予定しております。その後、来年4月に補助金の交付申請などを行い、年度内に工事を完了させ、令和3年4月をサービス提供の開始予定としております。要旨の(2)ひきこもり支援について。ア、イ、ウについてお答えいたします。まずアのひきこもりの定義についてですが、「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」によりますと「様々な要因の結果として、義務教育を含む就学や就労、家庭外での交遊などの社会的参加を回避し、原則的には6カ月以上にわたっておおむね家庭にとどまり続けている状態を示す現象概念」とされております。続きましてイのひきこもりの現状についてですが、本市では平成29年9月、民生委員の定例会において協力依頼をいたしまして「ひきこもり等に関する調査」を実施しております。調査票の回答率は53.9%で、ひきこもりと思われる該当者の総数は23人、そのうち40代以上の中高年層が18人と8割近くを占めていました。家族と同居している方がほとんどで、ひとり暮らしは1件でしたが、近隣に親族が住んでおり、福祉サービス等にもつながっているとのことでした。ひきこもり状態にある期間について、5年以上との回答が半数を超えており、調査の結果からも支援対象者の高齢化、長期化への危機感がうかがえます。続きましてウのひきこもり支援の取り組みについてでございますが、平成28年4月より生活困窮者自立支援制度において相談支援員を増員し、訪問活動によるひきこもり対策を行っております。具体的には、公民館や学校を訪問し、ひきこもりとなっている人を把握し、その後の支援につなげた事例があります。また、ひきこもりとなっていた若者が就労準備プログラムへ参加後、就労につながった事例もあります。民生委員からの相談で支援につながった事例もありまして、民生委員定例会の際に生活困窮者自立支援制度の説明を行い、相談窓口としての周知がされた結果だと感じております。平成30年度相談件数のうち11件については、生活費や収入減など生活困窮の相談とあわせて、世帯員等のひきこもりについての相談がありました。今年度も4件の相談があり、就労準備支援事業での支援や「こころの健康相談」へのつなぎなどを行っております。今後も引き続き、相談支援を行いながら現状を確認し、専門的な相談窓口の設置、専門職員の配置や関係機関等との連携、役割の明確化など、年齢別ライフステージに応じた対応等を考慮して、支援をしていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 1点だけ確認ですけれども、先ほどの答弁、2者の応募書類一式を受理したとありましたけれども、2者とも名護市内の法人でありますか。お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文市民福祉部長。 ◎比嘉一文市民福祉部長 2者応募がございまして、2者とも新設法人の見込みということでの申し込みがございます。県外、県内とありますけれども、県外が1者、県内が1者という状況でございます。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 これから書類選考及び現地踏査、プレゼン等の運びとなると思いますので、久辺三区への地域密着型介護老人福祉施設特別養護老人ホームサービス提供開始に向けて、第8次あけみお福祉プランの計画に基づき、しっかりと福祉行政を充実させていただきたいと思っております。次に、ひきこもりについてですけれども、平成29年に民生委員・児童委員による調査の実施では、回答率が53.9%で、ひきこもりと思われる該当者数は23人、40代が8割近くを占め、また5年以上のひきこもりが半数を超えていることから、その結果を踏まえて、その対応と支援策をどのようにしたのかお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文市民福祉部長。 ◎比嘉一文市民福祉部長 調査の結果を踏まえまして、ひきこもりに関しましては、当事者だけではなくて、家族の支援が必要な場合もございます。地域や警察、在宅支援センター、また地域の包括支援センターなどとの連携も行っております。そういう形での支援を行ってきています。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 2カ月ほど前にひきこもりの相談を受けまして、名護市の対応ですけれども、地域包括支援センター、福祉行政の介護長寿課等、連携をとっていただきまして、そして名護警察署と保健所等、本当に速やかに、一日、夜遅くまで対応していただきました。その際の職員の手厚い対応に本当に感謝しております。そして、一人の若者を就労支援につなげていけたというのは本当に成果だと思っています。調査票は53.9%の回答率なので潜在的なひきこもりもまだまだいらっしゃると思います。これからまた名護市民とともに私たちも、支援者を一人でも多く広げて、ともにひきこもりのない社会にしていきたいと思っております。そして、生活困窮者自立支援事業のさぽんちゅと、就労準備支援事業等に係る職員の配置についてですけれども、何人の職員がいて、何人の専門職を配置しているのかお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文市民福祉部長
    比嘉一文市民福祉部長 生活支援課の生活サポート係に生活困窮者の自立相談支援窓口としてさぽんちゅが設置されております。その中で、ひきこもりについての相談支援ということでありますが、現在設置されているさぽんちゅに6人の相談支援員が配置されております。ただし、専属としての専門的な相談員としての配置ではございません。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 やはりひきこもりというのは多種多様、本当にいろいろな形で引きこもられている方が多いです。そして、専門員でなければ道を開くというのがなかなか難しくて、専門員につなげるというのが私たちの役目だと思っていますので頑張っています。琉球新報に、東さん「ひきこもりを考える SOS出す勇気を持って」という民間のアトリエみらいの理事長なのですが、その方によると、市内の一般社団法人アトリエみらいの東邦治理事長は「引きこもる人たちはどんな状態か」、「いじめや、社会に出回る暴力的な言葉に傷ついたり、発達障害などのためコミュニケーションにつまずいたりして、外界が怖くなってしまった人たちだ。怠けや甘えでも、しつけの問題でもなく、誰もがなり得る状態だ。」、「ひきこもりは百人百様。多様なポケットを持ったたくさんの支援者が必要だ。」。「今では単に個人の問題ではなく社会の構造的な問題となっています。ひきこもりは誰にでも起こり得ることだと思います。家族関係や成育環境なども要因の一つでしょう。しかし、今の日本社会での子育てや教育の困難さ、それから来る不安感は個人の事情を超え、社会全体に共通する問題として捉えるべきではないでしょうか。日本という国の未来への問題でもあり、社会総力を挙げて解決しなければならない問題です。」と、東理事長は訴えておりました。本当に私も思います。東理事長と同じ考えを持っております。そして支援する協議会の設置と個人的な活動には、本当に限界があると思われます。公的な予算を投じていただいて、そして一人一人が互いを理解し、助け合える福祉に優しい名護市を目指して、私も微力ですけれども頑張ってまいりたいと思います。次の事項2から答弁を一括でよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 それでは私のほうから質問事項の2、要旨(1)ア、イについてお答えします。まずアの児童虐待防止対策の取り組み状況ですが、名護市におきましては、児童虐待についての通報先は子育て支援課家庭支援係家庭児童相談室となっております。名護市要保護児童対策地域協議会は家庭支援係内に設置されており、児童虐待のみでなく要保護児童、要保護児童というのは、児童福祉法に基づいて保護を要すると定められた児童のことです。それから要支援児童、要支援児童というのは、養育上の支援により要保護児童に移行することを未然に予防することが認められる児童のことです。次いで特定妊婦、特定妊婦は出産後の養育について出産前において支援が特に必要と認められる妊婦のことです。以上を対象に支援しております。要保護児童対策地域協議会では、「問題が長期化している」、「問題を複数抱えている」、「複数の関係機関の連携が必要」な家庭に対して関係機関で連携をとることにより支援を行っております。昨年度の個別支援会議の回数は109回となっております。そのほか、家庭支援係として以下のような児童虐待防止の取り組みを行っております。毎年、学校や関係機関の訪問を行い児童虐待防止に関する資料、通報の義務や対応について説明及び家庭児童相談室の相談員の紹介、要保護児童対策地域協議会についての説明を行っております。また、子どもとかかわる職種である関係機関を対象に研修会を年数回開催したり、毎年11月の児童虐待防止推進月間には「市民のひろば」において特集を設けたり、一般市民を対象にした講演会を開催しております。そのほか、児童虐待の早期発見と予防のため電光掲示板や本庁及び図書館においてパネル展など啓発活動を行っており、問題が深刻化することのないよう取り組んでおります。次にイ 直近2年の相談件数についてお答えします。直近の相談件数として、家庭児童相談室の延べ対応件数は、平成29年度は6,482件、うち虐待に関しては94件です。平成30年度は1万2,544件、うち虐待に関しては137件となっております。 ○大城秀樹議長 比嘉一文市民福祉部長。 ◎比嘉一文市民福祉部長 私のほうから質問の事項2、要旨(2)ア、イについてお答えいたします。まずアですが、年代別の妊娠、出産状況につきましては、平成29年度の名護市の母子健康手帳の交付数は728件となっており、そのうち10代の妊婦が33人で4.53%、20歳から34歳は533人、35歳以上が162人となっております。平成30年度の出生届におきましては、総数で736件のうち10代の母親は21人で2.86%、20歳から34歳は522人で70.92%、35歳以上が193人で26.22%となっております。年度によりまして増減はありますが、10代の妊産婦の割合は県平均よりも高くなっている状況でございます。続きましてイの若年妊産婦への支援についてお答えいたします。母子健康手帳交付時に全ての妊婦に対し、保健師等で面接をしております。その際、沖縄県統一の面接表を活用しており、心身の状態や経済的、社会的背景など、その後の支援のために必要な情報収集を行い、あわせて必要な助言や利用可能なサービスなどについて情報提供を行っております。10代の妊婦は、思いがけない妊娠であったり、生活基盤が不安定な状態の場合も多く、積極的な支援の対象となることが多く、地区担当保健師に引き継がれ、電話、来所相談、家庭訪問等で支援しております。その中で産婦人科、小児科等の医療機関との連携を図っており、妊婦健診の状況把握に努め、事例によっては関係者での個別支援会議を実施し、支援内容の共有や支援の方向性について確認し支援を行っているところです。出産後も新生児訪問や乳児訪問、乳幼児健診などの母子保健サービスを通し支援するとともに、子育て支援が必要な親子については子育て支援サービス担当課との連携や、経済的困窮等の場合は福祉サービス等の活用や手続きなどの相談への同行など、妊産婦の状況に合わせて個別支援を実施しているところでございます。 ○大城秀樹議長 石川達義教育次長。 ◎石川達義教育次長 それでは私のほうから質問の事項2、要旨(2)のウ 小、中学校における性に関する教育についてお答えいたします。まず、小学校の取り組みについてご説明いたします。小学校では3年生から体育科の保健についての学習が始まります。三、四年生では体の発育や発達の学習として、思春期の体の変化や異性への関心について学習をしております。五、六年生については、心も体と同様に発達し、心と体には密接な関係があることや不安や悩みへの対処について学習をしております。そのほかにも、特別活動や総合的な学習の時間を利用して、外部講師を招き、性に関する授業を実施している学校もあります。次に中学校では、保健体育の学習で、思春期には生殖にかかわる機能が成熟し、精神的には自己形成の時期であること、さらに精神と身体は互いに影響し合うこと、心の健康を保つには欲求やストレスに適切に対処することを学習し、心身の機能の発達と心の健康に関する課題を解決するための思考力、判断力、表現力を養うことを目指して取り組まれております。また、感染症の予防としてエイズ及び性感染症の予防についても、発達段階や学校全体での共通理解などに配慮しながら学習をしております。そのほかにも、名護市内全中学校では外部講師を招聘(しょうへい)して、性に関する授業を行っており、より専門的な見地からの学習を進めている状況でございます。 ○大城秀樹議長 小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 おはようございます。私のほうからは事項3、要旨(1)アからウ及び事項4、要旨(3)についてお答えいたします。まず事項3(1)についてですが、名護自然動植物公園の設置及び管理に関する条例に基づいて、住民の健康増進及び生涯学習を推進するとともに、動植物の生態保全や情報発信の拠点となっております。名護自然動植物公園株式会社が平成4年12月1日から本公園を継続して運営しており、平成18年度からは指定管理制度による運営となっております。平成29年度、平成30年度の状況ですが、平成30年度の事業報告によりますと、平成30年度の売上高は、前年度の1億3,500万円から1億5,200万円と、初の1億5,000万円台に達し、入園者数も前年度の16万5,000人から18万4,000人と2万人弱、12%増加しております。これは、年度当初に設定した目標値18万8,000人の98%とほぼ計画を達成しております。また軽便鉄道の利用者は、前年度の7万4,000人から8万5,000人の1万1,000人増の15%増加しており、売上高、入場者数、軽便鉄道の利用者数ともに堅調に推移しております。それから経常利益も2年連続の黒字で、既に財務内容も債務超過を解消しております。その主な要因といたしまして、好調なインバウンド観光客の増加を背景に、広報宣伝活動として自社ウエブサイト新規更新、SNSなどの利用により情報発信を強化したことや、職員の増員などによる体制強化により、施設の美化やサービスの向上に努めてきたことによるものであります。名護市としましては、これまで当社の財務内容の改善に努めてきたほか、当社と連携し、インバウンドへの対応や手づくり鯉のぼり祭りの掲揚イベントなどを支援しております。次にイの今後の取り組みについてですが、当社の今年度の事業計画によれば、水上レストランの再開等により、売上目標を前年度に比べ84%増の2億8,000万円、入園者数は23万3,000人としております。また、経常利益も償却前で2,300万円の黒字を見込んでおります。ウの施設の老朽化に対する具体的な支援でございますが、本公園の施設管理は、名護市と指定管理者である名護自然動植物公園株式会社が「名護市自然動植物公園の管理に関する基本協定書」に基づき、修繕を行っているところです。施設の老朽化対策としましては、名護市といたしましては、本公園の運営や安全面からも重要であると考えており、協定に基づき、平成29年度にフライングゲージの修理、平成30年度にウォーターリリー前の軽便鉄道の高架橋の基礎部分の大規模補強工事を行っております。また現在、指定管理者が本市の指導により本公園の中長期修繕計画を策定していただいているところでございます。今後は、策定中の中長期の修繕計画に沿って、計画的・効率的に修繕を進め、公園施設の安心・安全、快適な公園空間を確保し、同社の経営理念である「子どもも大人も笑顔になれる雰囲気づくり」のために、同社と連携して取り組んでまいりたいと思います。続いて事項4、要旨(3)についてお答えいたします。花の里づくりの会の現状と取り組みとしては、四季を通じたフラワーシティーを目指し、花の里づくりの会を中心に市民による地域づくり活動としてこれまで取り組んでおり、現在、一般会員173名、賛助会員101の合計274の会員数となっております。花の里づくりの会の昨年度の実績での事業活動として、市内6カ所で里親制度を導入した花壇を含む公共花壇の除草・追肥・植栽などの維持管理を行っております。また、土づくりセンターにおきまして、約8万5,000キログラムの土づくり、苗の生産につきましては許田の土づくりメインセンターでの12万本をはじめ、ほか9施設で計12万本、合計24万本の苗を生産し、市内55区、市立小中学校等、公共施設へ配布しております。また、フラワーシティー名護を県内外に広く知ってもらうため、ツール・ド・おきなわ大会や名護・やんばるツーデーマーチなどのイベントで、名護市の来訪者への花による歓迎装飾をし、積極的に活動しております。花いっぱい運動に関する事業としましては、名護さくら祭りと同時開催のガーデンフェスタを開催し、花の苗・堆肥及び資材等の展示即売や講習会等を実施しております。今年度は、これまでの事業に加え、名護市で開催される8月の全国高校総体や、新市営球場での2月の北海道日本ハムファイターズ春季キャンプでの歓迎装飾に取り組んでいくと伺っております。また、市としましても2021年に開催される全日本花いっぱい名護大会に向けて、花の里づくりの会等が培ってきた市民参加型の緑化活動をさらに活性化する契機とし、市民が花いっぱい運動にかかわり、市民活動を主体とした持続可能な緑化活動の基盤構築の機会とするため、花の里づくりの会と連携して取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉克宏農林水産部長。 ◎比嘉克宏農林水産部長 それでは私のほうから事項の3、要旨(2)についてお答えします。なごアグリパークの入園者、平成30年度11万4,150人で、前年比194%の増になってございます。これは、なごアグリパークの入園者数でございまして、中にマキ屋フーズ、クックハル、しまちゅらら、スーパーファーム、美ら島キッチン等の重複を数えますと延べ人数が18万2,638人と、かなり順調に推移してございます。さらに加工研究室利用者数が平成30年度239人で、前年比127%、それからレンタル野菜園利用件数が平成30年度190件で、前年比612%の増、それから体験教室利用件数が平成30年度2,521件で、前年比178%の増で、かなり堅調に推移してございます。それからイベント体験教室でございますが、体感植物温室スーパーファーム内において体験学習をしており、ハーバリウム、ボタニカルキャンドル、フラワーアクセサリー、カラーサンド。オリジナルハーブソープの製作、それから虫よけ線香の製作と体験学習を実施してございます。それからイベントで、ハーブ園では毎週土曜日限定でハーブ園ガイドがハーブの活用法、楽しさ等を紹介するガイドツアーを実施しておりますし、奇数月ココライトマルシェ、偶数月なごアグリパーク市ということで、沖縄県産の農産物や園芸品、手づくり雑貨、フード等のワークショップ等を実施していると。それから今月の29日、30日には第1回名護フェスタということで、音楽の交流、北部地域の文化を発信、フリーマーケット等、飲食の出店があると。それからパンフレットの見直しとしまして、お隣のネオパークと共通性を持ったパンフレットを作成し、スタンプラリーを実施しているということで、スタンプラリーをしますと記念品がもらえるという状況も踏まえているということで、今後の取り組みとして沖縄美ら島財団と連携しながら、お客様の意見を取り入れながら新規体験メニューや新規イベントの拡充を図っていくと。それから広報についても、名護市役所の市民のひろばやフェイスブック等を活用して掲載を拡充していくとともに、パンフレットについてもリニューアルして集客アップを図っていきたいということで、今後も検討しているということでございます。 ○大城秀樹議長 松田健司地域政策部長。 ◎松田健司地域政策部長 私からは質問事項の4、要旨(1)のア、イについてまとめてお答えいたします。デマンドバスの実証実験についてとのご質問でございますが、施政方針にデマンド交通等の実証実験と掲げておりますので、デマンド交通等の実証実験について答弁をさせていただきます。まず、デマンド交通等の実証実験の現状と実施時期につきまして、先日の神山議員への答弁と重複いたしますが、本実証実験を実施するに当たっては、沖縄振興特別推進市町村交付金を活用したいと考えておりまして、現在、関係者との調整や先進事例の調査等を行っているところでございます。今年度中の補正予算計上に向けて、引き続き準備を進めてまいります。実証実験のコースにつきましては、平成30年2月に策定いたしました名護市地域公共交通基礎調査業務報告書の内容を踏まえながら、関係者と協議の上、運行区間を選定したいと考えております。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 事項4、要旨(2)についてお答えします。高齢者の運転免許証を返納された方への市独自の支援策としては今のところ設けてはおりませんが、公共交通機関であります沖縄バス協会4社ではバス運賃が50%割引となり、沖縄県ハイヤー・タクシー協会に加盟する本島内のタクシー89社では、65歳以上の方に対し乗車料金を10%割引するなど、公共交通機関や民間企業等を中心に支援が実施されております。他市の状況としまして、糸満市におきましてはデマンド交通を、沖縄市におきましては循環バスの利用料金の割引による支援を行っているとのことでございました。今後は関係課とも連携し、デマンド交通の実証実験の取り組みも予定されていますので、その状況も踏まえ、高齢者の交通支援に向けた取り組みを検討してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 子育て支援の虐待についてですけれども、部長におかれましても、子どもの虐待を防止するというメッセージが込められたオレンジリボンを常に身につけておられること、部長の虐待防止についての強い思いを感じております。昨年度の個別支援会議の回数が109回、また相談件数が、家庭児童相談室の延べ対応件数は平成29年度6,482件、うち虐待に関して94件、平成30年度は1万2,544件と、虐待に関しては137件と増加していることも、周りの方々に関心を持って地域を見ているなとすごく感じておりますけれども、職員数についてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 家庭児童相談室の職員体制ですが、家庭児童相談室は子育て支援課の中にありまして、課長が1人、そのもとに家庭支援係長、主事が各1人、要保護児童対策地域協議会の事務局が1人、臨時職員が1人、それから相談員として家庭児童相談員、女性相談員、児童虐待確認員の兼務、3つの事業を兼任しております嘱託職員が4人となっております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 全体で9人の相談員で名護市全体の1万2,544件の相談を割り振りしながらしているということは、本当に職員の方たちも、出向いて行かないといけない時間の対応とか、勤務状態を圧迫していると感じるのですが、そのあたり、職員のメンタル的なものは大丈夫でしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 平成29年度から平成30年度で相談件数が倍増しておりますけれども、先ほど、要保護児童対策地域協議会のお話をしましたけれども、その事務局がこども家庭部に設置されておりますけれども、要対協の構成機関がコザ児童相談所、県立北部病院、名護警察署、北部福祉事務所、保健所、教育委員会、市内の保育園・幼稚園・小中高校等、その他子どもがかかわる関係機関23機関で構成されておりまして、その機関と情報共有しながら分担しております。ただ、確かに相談員は激務となっておりまして、1人当たりの担当件数よりも理想とされる件数もかなり多く持っておりますので、職員体制については大きな課題と感じております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 ぜひ職員の職場環境もよくしていただいて、やはり職員が出迎える方たち、相談する方たちの立場に立って考えていけるとは思っているのですが、やはり職員も精神的な余裕を持っていないと、相談というのはなかなか難しくなると思います。そのあたりも多種多様にこの件数が増えていますので、環境をよくしていただいて、職員増も考えていただければと思っておりますので、そしてまた子どもたちが本当に笑顔で明るい、未来を担う子どもたちが虐待のない社会を目指して、名護市も頑張っていければと思っておりますので、子どもたちについての虐待を市長も考えながら、前向きに、子育て支援もかなり充実した名護市ですので、このあたりの職員増ということもよろしくお願いいたします。次に子育て支援の(2)で1点だけお尋ねします。妊娠・出産・子育ての悩み等の相談窓口の周知方法について確認いたします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文市民福祉部長。 ◎比嘉一文市民福祉部長 周知の方法についてということでございます。子育て支援に関する妊娠女性の悩み相談窓口、それについてはまだまだ不十分だと考えております。まだ十分にされていないこともありますので、今後において、この辺についてはパンフレット等も活用して、十分な周知に努めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 出されているパンフレットです。「一人で悩まないでください」というパンフレットがあります。若い世代に、このパンフレットがすぐ目につくようにしていただいて、心の悩み相談、そして不安を抱えている、相談事があれば…、学校配布はしていらっしゃいますか。学校に設置はしていらっしゃいますか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文市民福祉部長。 ◎比嘉一文市民福祉部長 学校への配布等はしておりません。市の庁舎に掲示をしておりますので、必要であれば、今後そういったところにも周知できるような形で考えていきたいと思います。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 よろしくお願いいたします。ウに関してですけれども、学年、段階に合わせて取り組まれていると思うのですが、小中学校での年間の平均授業時数についてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 石川達義教育次長。 ◎石川達義教育次長 まず小学校についての保健の授業としては約3時間程度、それから特別活動とか総合的な学習の時間で2時間程度。それから中学校では、保健の授業で約6時間、それから保健以外の総合学習などの時間で3時間程度となっております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 事項3の(1)ですけれども、売り上げ実績も平成29年度の1億3,500万円から、平成30年度は指定管理により1億5,000万円と入園客数も大分増加しております。沖縄県にはネオパークオキナワと沖縄こどもの国、2つの施設にしか動物園がありません。その組織形態を採用して、沖縄こどもの国は公益財団法人の組織形態を採用して事業収入のほかに、受け取り指定管理料として年間で2億7,000万円を受け取って運営しています。一方、ネオパークオキナワは、自社の事業収入のみで運営を続けております。過去に補助金もあったとお聞きしましたけれども、その補助金はいつまであったのかお尋ねします。 ○大城秀樹議長 小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 指定管理制度による管理が始まる前である平成6年度から平成17年度の12年間の補助金の合計は2億4,500万円でございます。内訳は、施設の修繕費と名護自然動植物公園株式会社に対する運営負担金、内容としては賃貸料の助成、園内整備費、飼料費、給料、あるいは研修分の助成などでございます。次に、指定管理制度による管理に移行しました平成18年度から平成30年度までの13年間の補助金等の合計は8,180万円でございます。その内訳としましては、修繕費及び土地賃貸料及び建物の租税等でございます。また、補助金とは異なりますが平成18年度にネオパークオキナワ敷地内の水道管の漏水がございまして、同社の申請を受け、漏水相当分の水道料金160万円を減免しております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 ネオパークオキナワもすごく老朽化しております。そして昨年度より指定管理者も変わりまして、修繕等も多く見られて、動物園の運営が本当に困難な状態になっておりますので、ぜひ名護市としても補助金を入れていただいて、せっかくの名護市の施設なので、補助金を入れていただくようよろしくお願いいたします。次に事項の4(2)で、糸満市や沖縄市の具体的な内容についてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 糸満市におきましては、デマンド交通でございますが、65歳以上の免許返納者につきまして、料金が半額になる支援を行っているということでございます。また沖縄市におきましては、市で循環バスを運行しておりまして、その利用料金が一般200円のところを50円で利用できるという支援を行っているということでございます。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 糸満市や沖縄市以外で支援策は実施していないのですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 県内10市を調査いたしましたところ、先ほど述べました糸満市と沖縄市以外につきましては、直接あるいは民間と連携しての事業は確認できませんでした。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 高齢者の免許証返納は、昨今事故等が多発して、その家族も危惧しているところでありますので、ぜひ名護市も免許証返納に対しての支援を、市長、よろしくお願いいたします。以上をもちまして私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時3分)                              再 開(午前11時13分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。宮里尚議員、一般質問を許します。 ◆宮里尚議員 こんにちは。議席番号10番、礎之会、宮里尚、一般質問を行います。事項の1 名護市の花、花木について。要旨の(1)1973年、市花に指定されたテッポウユリは名護のシンボルの一つですが、かつて、名護の七曲りでは、テッポウユリが咲き誇り、毎年5月には国道58号を通る中南部の皆さんや観光客、市民も楽しみにしていたと思います。過去には植えつけを行ったり、管理もしていたようですが、現状はほとんど見られなくなりました。今後どのように対策していくのかお伺いします。要旨の(2)市の花木であるカンヒザクラについてですが、毎年さくら祭りも開催され、名護市の風物詩ともなっております。しかし、カンヒザクラの花がなかなか咲かなく、既に老木になっている木もあるように聞いておりますが、今後どのように対策していくのかお伺いします。事項の2 第60回全日本花いっぱい名護大会について。質問の要旨(1)第60回全日本花いっぱい名護大会が名護市制50周年の記念事業の一つとして開催されます。その準備状況について伺います。かつて2000年には一度開催され、それを契機に花の里づくりの会が結成され、名護市内の至るところで花いっぱい運動が展開され、現在に至っております。第60回全日本花いっぱい名護大会を開催することが目的ではなく、大会までの準備やその後の展開について、どのように考えているのかお伺いします。事項の3 ネオパークオキナワについて。要旨の(1)ネオパークオキナワの株式を医療法人タピック沖縄株式会社が取得し、役員についてもかわられたと聞いておりますが、今後の経営状況についてお伺いします。役員名簿の提出をお願いします。要旨の(2)名護市の島懇事業として導入した施設についても老朽化していると思いますが、今後どうしていくのかお伺いします。事項の4 第2次の観光振興基本計画について。要旨の(1)第2次名護市観光振興基本計画の進捗状況についてお伺いします。名護市の総合計画についても策定されると伺っておりますが、その計画との整合性を図る必要もあると思います。その状況についてもお伺いします。事項の5 福祉事務所の業務スペースについて。要旨の(1)高齢者及び介護サービス利用者の増加が見込まれる中、それに対応する職員の確保及び介護長寿課の業務スペースについてお伺いします。ア 介護長寿課の業務スペースについて、現状はどうなっているのか。イ 職員の人数は他市町村と比べてどうなのかについてお伺いします。事項の6 自転車道整備について。要旨の(1)自転車道整備後の維持管理についてお伺いします。以上、一次質問とし、二次質問は自席から行います。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 私のほうからは質問事項1から4までお答えいたします。まず質問事項1、要旨(1)についてですが、ご案内のとおり、名護市では1973年に市制3周年を記念し、市の花としてテッポウユリが指定されております。平成13年度から、国道58号の七曲りや市内のモデル花壇等へ、毎年球根を市で購入し「植栽事業」や「増殖事業」を実施した経緯がございます。当時、ボランティアを募っての植えつけ作業も行い、広くテッポウユリが市内に普及するように努めました。しかしながら、イノシシが球根を掘り起こす等の被害や、根づかない球根が多く出たりと、継続的な増殖に至らなかった中、球根の価格の高騰により事業は終了しております。今月上旬に、当時植栽された七曲りの現場に行く機会がございましたが、テッポウユリは確認されませんでした。テッポウユリが見受けられなくなり、去る5月に開催された花の里づくりの会の定期総会の中でも、テッポウユリの市内、家庭での普及について声が上がっておりました。名護市の花でもございますので、花の里づくりの会との連携や専門家からのアドバイスをいただきながら、普及に向け検討してまいりたいと考えております。次に事項1、要旨(2)についてお答えいたします。名護市では、毎年1月に「日本の春はここから始まる」をキャッチフレーズにさくら祭りが開催され、市民をはじめ県内外からも大勢の観光客が名護城公園を中心に訪れております。商工観光局の桜にかかわる業務といたしましては、「名護さくら開花促進プロジェクト」の中で、1つ目に「桜育樹活動」、2つ目に「桜開花調整実証事業」をこれまで実施しております。特に桜育樹活動につきましては、名護さくらの会が主体となって企業に呼びかけ、総勢約150人のボランティアで幸地川沿いの植栽ますの除草と肥料を与える活動を、平成20年度から継続的に年2回、8月と3月に実施しております。桜開花が芳しくない理由といたしましては、近年のたび重なる大型台風襲来による枝折れ、倒木、風潮被害等、老木等による影響が考えられます。このような状況を踏まえ、商工観光局としましては、ことし1月に、これまで桜開花調整実証事業を委託している沖縄美ら島財団の専門家をお招きし、勉強会を開催いたしました。勉強会には、名護さくらの会、名護市観光協会、名護城公園指定管理者等、関係者が参加し、名護城公園の桜の状況や桜の維持管理について学ばせていただきました。それを受けて、早速ことしの3月には専門家の指導のもと、名護城公園内にある「さくらの園」と「天上展望台東側斜面」の腐食した桜の木136本について剪定(せんてい)と防腐処理を行っております。また、名護城公園の桜の管理、育樹につきましては、沖縄県土木建築部長と沖縄県北部土木事務所長、沖縄観光コンベンションビューロー専務理事に、それぞれ個別に会い、名護城公園の維持管理や今後の対応についてお願いをしており、名護城公園の桜の維持管理について、関係機関と連携しながら進めていくことを確認しております。さらに1月には、商工観光局と農林水産部、建設部の3者で桜の維持管理について情報交換を行い、庁内での連携も図っております。今後の名護市の取り組みといたしましては、まずは「日本さくら名所100選」にも選ばれている「さくらの園」の桜の再生に向けて、沖縄県北部土木事務所と名護さくらの会と連携して、適切な育樹環境の整備や老木の植えかえのための更新管理計画等について専門家の助言を仰ぎながら推進してまいります。事項2、要旨(1)についてお答えします。先ほどの宮城さゆり議員の答弁と一部重複しますがご了承ください。花いっぱい運動は、社会を美しく、また花を通じて人々の気持ちをより豊かにし、人の心に美しい大輪の花を咲かせることを活動理念としている取り組みでございます。今では、北海道から沖縄まで全国各地に広がっており、名護市では2000年に、市制30周年記念事業として花いっぱい大会を開催し、それを契機に花の里づくりの会が結成されました。現在、名護・やんばるツーデーマーチや名護さくら祭り等のイベントを飾り花で支援するなど、様々な活動を行っております。さて、昨年6月の全日本花いっぱい尾道大会で「第60回全日本花いっぱい名護大会」が、開催することが正式に決定したことを受け、現在、商工観光局としては、花の里づくりの会と連携し、名護市観光協会や商工会、区長会に加え、国、県等関係団体へ周知を図っているところでございます。早速、ことしの3月には、北部国道事務所、県北部土木事務所、北部農林水産振興センター、沖縄北部法人会、沖縄美ら島財団や花の里づくりの会等にて構成される実行委員会を開催し、開催時期と会場を審議し、本大会を名護さくら祭りの1週間前である令和3年1月23日土曜日に開催することや、大会式典の場所を名護中央公民館(後に、答弁の修正あり)とすることに決定いたしました。さらにことしの4月には「第59回全日本花いっぱい泉佐野大会」で、次期開催都市として渡具知市長が大会旗を受け取り、名護大会のPRをしてまいりました。商工観光局の大会の取り組みとして、去る4月に泉佐野大会へ参加した名護市関係部署及び花の里づくりの会、名護さくらの会、観光協会や北部法人会等の関係団体にお集まりいただき、本大会に向けて意見交換を行いました。参加者の意見として、式典会場である名護市民会館周辺の花の整備計画や、早い段階での花木等育苗に着手することのほか、大会のプロモーション活動や、国道、県道の植栽帯への花木等の整備依頼などが挙げられました。今後は、専門的な知識を有する花の里づくりの会に、本大会に必要な花の数や予算等の素案の作成にご協力いただき、大会の運営委員会を開催し、商工観光局としては速やかに行動計画を組み立て、事業を円滑に進めてまいりたいと考えております。第60回全日本花いっぱい名護大会を「花の里づくりの会」や「名護さくらの会」などが培ってきた市民参加型の緑化活動をさらに活発化する契機とし、市民が名護市の花いっぱい運動にかかわり、市民活動を主体とした緑化活動が持続可能な基盤を構築したいと考えております。なお、喫緊の課題としては、花の里づくりの会や名護さくらの会の後継者の育成が挙げられることから、名護市商工会青年部や名護JC、市内の若手経営者に協力を呼びかけており、連携して取り組んでまいりたいと思います。つきましては、議員の皆様も、花の里づくりの会や名護さくらの会が実施する市民活動や第60回全日本花いっぱい名護大会の取り組みについてご協力のほどよろしくお願いいたします。事項3、要旨(1)についてお答えします。これも先ほどの宮城さゆり議員の答弁と一部重複いたしますが、ご了承ください。名護自然動植物公園の設置及び管理に関する条例に基づいて、住民の健康増進及び生涯学習を推進するとともに、動植物の生態保全や情報発信の拠点となっております。名護自然動植物公園株式会社が平成4年12月1日から本公園を運営しており、平成18年度からは、指定管理制度による運営となっております。ご質問のございました名護自然動植物公園株式会社の株主につきましては、昨年の、平成30年度に医療法人タピックの関連企業であるタピック沖縄株式会社が主体となり、民間企業や個人株主より所有していた株を譲り受けております。なお、タピック沖縄株式会社への株式譲渡については、本公園の目的に合致していることから、取締役会で承認が得られております。次に名護自然動植物公園株式会社の現在の役員については、提出した資料の「名護自然動植物公園株式会社 役員一覧について」をごらんください。現在の役員は取締役5人、監査役2人であります。次に経営状況ですが、平成30年度の事業報告によりますと、平成30年度の売り上げは、前年度の1億3,500万円から1億5,200万円と初の1億5,000万円台に達し、入園者数も前年度の16万5,000人から18万4,000人と12%増加しております。また、軽便鉄道の利用者は前年度の7万4,000人から8万5,000人と15%増加しており、売上高、入場者数、軽便鉄道の利用者数ともに堅調に推移しております。その主な要因としましては、好調なインバウンド観光客の増加を背景に、広報宣伝活動として、自社ウエブサイト新規更新、SNSなどの利用により、情報発信を強化したことや、職員の増員などによる体制強化などにより、施設の美化やサービスの向上に努めたことによるものであります。名護市としましては、同社の財務内容の改善を図ってきたほか、同社と連携によりインバウンドへの対応や手づくり鯉のぼりの掲揚イベントなどを支援しております。今後の経営につきましては、同社の事業計画によれば売り上げ目標を前年度に比べ84%増の2億8,000万円、入園者数は23万3,000人としております。今後も、名護市としましては、市民をはじめ、国内外の来訪者に愛され親しまれる動植物公園の魅力の一層の強化を図ってまいりたいと考えております。それから事項3、要旨(2)についてお答えいたします。本公園は、平成17年度に島田懇談会事業を活用して整備された国際種保存研究センター、電気機関車、ふれあい広場などを含む様々な施設がございます。本公園の施設管理は、名護市と指定管理者である名護自然動植物公園株式会社が「名護市自然動植物公園の管理に関する基本協定書」に基づき修繕を行っているところであります。議員ご指摘の施設の老朽化対策につきましては、名護市といたしましては、本公園の運営や安全面からも重要であると考えておりまして、協定に基づき、平成29年度にはフライングゲージのフェンスや支柱部分の修繕、平成30年度には軽便鉄道の高架橋の基礎部分の補強工事を行っております。また現在、本市の指導により指定管理者が本公園の中長期の修繕計画を策定しているところでございます。最後に事項4、要旨(1)についてお答えします。昨年度は第2次名護市観光振興基本計画策定に向けた調査、分析を実施しております。具体的には、第1次名護市観光振興基本計画の達成状況の評価・検証、今後の取り組み課題の明確化に向けた基礎調査、成果指標の設定とデータ収集、分析手法の検討を実施しております。同計画の評価・検証の検討に当たり、名桜大学、沖縄観光コンベンションビューロー、観光関連事業者及び名護市観光協会、商工会など、観光に関し見識を有する方々で懇話会を2回開催しております。また、沖縄県の観光アドバイザー制度を活用し、4回助言をいただいております。特に今後の取り組み課題の明確化に向けた基礎調査におきましては観光客動向調査、レンタカーGPS調査、名護市内や北部圏域でのヒアリング調査、住民意向調査として各区長へのヒアリング調査などを実施しております。その調査結果をもとに、今後の取り組みや課題として挙げられており、地域資源を活用したオーセンティックな名護、これは正真正銘な名護を体現する滞在メニューの提供などにより、名護市内への滞在を促し、広域連携体制による受け入れ推進などにより、様々なツーリストの受け入れ態勢の充実を図り、地域ブランド育成強化などによりマーケティングプロモーションの充実を図り、観光振興の推進体制の確立・強化を挙げております。また、第2次名護市観光振興基本計画策定に当たっては、地域住民及び関係者等のコンセンサスや、場合によってはコミットメントが必要なことから、これまで部長会や区長会、観光協会と関係団体に概要説明を行ってまいりました。令和元年度は、昨年度の1次計画の評価・検証に基づいて、地域住民の意見交換の開催及びパブリックコメントの実施、観光協会、商工会、観光関連事業者のワーキング・グループでの意見交換等、今後5年間の名護市の観光振興に向けた施策を策定する予定であります。なお、今年度策定する第2次名護市観光振興基本計画は、上位計画である国や県の関連計画をはじめ、第5次名護市総合計画、名護沿岸基本構想等関連計画、若者の集うまちづくりのための名護市観光情報インフラ(Wi-Fi)整備計画、あるいは策定予定の名護市自転車活用推進計画など、観光関連の計画と整合性を保ち、そごがないよう、各担当部署と連携を図りながら取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉一文市民福祉部長。 ◎比嘉一文市民福祉部長 私のほうからは質問の事項5、要旨(1)ア、イについてお答えいたします。まずアにつきまして、我が国における高齢化社会が世界的にも類を見ないほど急速に進む中において、本市においても、平成31年4月の段階で65歳以上の高齢者が1万3,685人に達し、高齢化率は21.69%となっております。また、介護認定を受けている方の人数は2,501人となっており、3年間で100人ほど増加しています。高齢化社会が進む中、業務量も徐々に増えてきており、介護長寿課でも西側庁舎のほかの課と同様に狭隘(きょうあい)な業務スペースとなっております。特に窓口対応のための事務所内の通路が狭い状況で、例えば座っている職員が引き出しを開けている場合は通路が通りづらいという状況がございます。それから窓口カウンターでは高齢者の対応ということで時間がかかることも多く、また隣の課の相談で使用することもたびたびあります。4席配置しておりますが、混雑時にはカウンターがいっぱいになるなど、その際、お待ちの介護保険事業所の方には事情などを説明して通路で待っていただくという調整をすることもございます。執務環境の改善につきましては、総務部において検討が進んでいるということも伺っております。続きましてイについてお答えいたします。他市の状況に関しまして、ことし4月時点の県内保険者の介護認定と介護給付の担当者数の調査というのがございますが、それによりますと、本市は県内同規模の宮古島市や石垣市と比較しまして、総数としてはほぼ同じ状況ですけれども、給付担当に限りますと本市5人に対して、宮古島市8人、石垣市7人と2人ほど少ない状況となっております。特に正職員の人数では本市2人に対して、宮古島市5人、石垣市4人となっており、職員1人にかかる業務量は約2倍という状況になっております。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 私のほうからは事項6、要旨(1)についてお答えいたします。名護市内の市道における自転車指導レーンの整備については、平成24年度より沖縄振興特別推進交付金を活用し、自転車安全利用におけるルールの徹底や自転車利用促進の効果を期待し、整備を行っています。自転車安全利用でのルール等については、自転車は車両であり、車道通行が原則であります。左側通行の原則や歩道上での歩行者優先などのルールの徹底の周知を期待し、車道部の路肩改良やペイント、安全利用看板の設置等を行っております。近年、全国的には歩道上での歩行者と自転車の接触による死亡事故などが発生している現状もあり、自転車利用のマナーなどが問題視されておりますが、自転車保険の加入も大変重要だと考えております。本市においては、自転車通学を認めている学校もあることから、各関係機関と連携を行い、自転車の安全利用について推進していきたいと考えております。これまでの整備については、平成30年度末現在、市内の自転車ネットワークのうち、市道部分については約11.2キロメートルの自転車指導レーンの整備が完了しています。整備後の維持管理についてですが、経年劣化や自動車の影響により自転車マークの剥がれなどがあり、張りかえ補修や撤去などで対応している状況でございましたが、平成29年度の整備より、シートタイプではない自転車マークでの対応を行っております。今後も、整備箇所の維持管理については、道路清掃や除草作業、補修等により対応していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 それでは順次二次質問を行ってまいります。先般、伊江島に行きまして、伊江村のリリーフィールド公園では、世界各地の約100種のユリ、約100万輪が開花して、目を楽しませておりましたが、今、ユリと言えば伊江島ゆり祭りが県内では名が知られております。テッポウユリは沖縄、奄美諸島が原産地とも言われている純白のユリで、爽やかな芳香と清らかな姿は、国内、世界中で供花などに欠かせない花だと言われております。復帰前、名護で初夏を告げるテッポウユリが、名護の代名詞でもあった。名護七曲り、道路の斜面に初夏を告げるテッポウユリが花を咲かせておりました。今でも陽光を浴びた気品漂う写真ポスターが飲食店等でも見られます。昭和45年8月1日、1町4村が合併し、県下9番目の市として新生名護市が誕生して、2020年、令和2年8月1日で市制50周年を迎えようとして、多種多様等の行事が計画される中、本市は島内でも数少ないテッポウユリの自生地であったと伺っております。それから1997年、平成9年ですが、これはマスコミ報道によりますと「テッポウユリ3万本開花 目を引く白い輝き 名護の七曲りの」という見出しで「名護市許田の国道58号沿いでテッポウユリ3万本開花。真っ白な輝きを放っている。ゴールデンウィーク期間中は、中南部からの行楽客や観光客の車がひっきりなしに通称七曲りの風物詩となったユリと一緒に記念写真を撮るカップルや家族の姿も見られた」と報道されております。また、「七曲りのテッポウユリは、管理主体の名護市公共施設管理センターや市内の事業所のボランティアによる肥培作業などで、年々きれいな花を咲かせている。また、敷地には、テッポウユリとともにグラジオラスも咲き、人の目を和ませていた」ということであります。それから最近、2019年、これは平成31年4月28日の新聞報道では「名護のシンボル激減 樹木茂り 日光遮る七曲り」がひっそりと見出しで載っておりました。これは山林に咲く写真も掲載されておりました。そのときの中身で、「市によると、1988年、県補助事業で球根10万個が植栽され、およそ4年間は咲いておりました。そして2002年から2005年、市単独事業でも植栽されたそうです。そして、市民団体が2008年には球根7,000個を植栽していた。」という報道がされております。ただいま商工観光局長の答弁で、平成13年度から市単独事業で植栽や増殖事業が実施されましたが、年度は不詳で事業終了したとの答弁ですが、私の記憶では、島袋吉和元市長のときには、奄美大島からユリの球根を購入しまして、植栽や増殖事業を実施していたのを記憶しております。その後、その事業は完了しております。その中で、小野商工観光局長は、今月上旬に現場確認をしたということですが、現場の状況はどうだったのかご説明願います。 ○大城秀樹議長 小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 現場を確認しましたら、テッポウユリは確認されませんでした。名護市としましては、先ほど申し上げましたように、花の里づくりの会でテッポウユリの家庭での普及について、非常に強い声がございました。七曲りではやはりイノシシ等の被害では無理だろうということで、したがいまして、今後につきましては、商工観光局には専門性のある職員はおりませんが、花の里づくりの会とか専門家と連携をして、そういった情報を収集して取り組んでまいりたいと思います。また、先進地の伊江村についてのご提案でございますが、100万輪ということで、リリーフィールドで栽培されているということで、いろいろなユリを見ながら、ノウハウについて情報収集に努めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 4月28日の琉球新報に載っているのですが、山林に咲いたテッポウユリ一株が写真に載っておりますので見てください。それから、先ほどの答弁では花の里づくりの会からアドバイスを受けると言っておりますが、具体的にどういう方法でテッポウユリを復活させていくのか。また、植栽等のプロでもあります市内造園業者や花の苗を生産している業者等へ、意見聴取やユリの球根の生産を委託したりなど考える必要があると思いますが、考えをお伺いします。 ○大城秀樹議長 小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 テッポウユリの普及につきましては、現在、花の里づくりの会と調整しておりまして、できる範囲でテッポウユリの植栽等をお願いしており、まずはプランターや鉢植えなどにより、庁舎の装飾から開始することを想定しております。また、市内の企業が海邦銀行やんばる支店前やファミリーマート名護バイパス宮里店前を、フラワーロードとして整備しておりまして、そういった企業と連携して、テッポウユリの普及なども考えられるのではないかと考えております。今後、ユリの生産量の強化拡大を検討する段階では、議員からいただきました市内造園業や花の苗を生産する事業者との情報交換、テッポウユリの球根の栽培委託などについて検討したいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 今は農林水産部農林水産課になっておりますが、以前には、ユリの専門知識を有する職員が数人おりました。今では、そういった職員がいないから十分に管理できていないのではないかと思っております。そこで、先進地の伊江村を調査研究しながら、関係者から助言・指導を受けたらどうかと考えておりますが、いかがですか。 ○大城秀樹議長 小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 このご提案を真摯に受け止めまして、情報収集に努めて研究してまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 次に名護市の市花について二次質問をします。名護城公園の桜は、城青年会が植栽をしたのが始まりだとお聞きしております。今では「日本の春はここから始まる」を祭りのキャッチフレーズに、ことしで第57回のさくら祭りが開催されております。その間、名護市は日本さくらの会に入会し、日本さくら名所100選にも選ばれ、由緒ある名護城公園であります。そこで、沖縄県と名護市との桜の管理状況についてお伺いします。 ○大城秀樹議長 小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 今後、商工観光局といたしましては、沖縄県北部土木事務所と名護さくらの会との連携により、さくらの園を重点的に維持管理する体制づくりを進めていくことを確認しております。また現在は、日ごろより名護さくらの会と話し合う場を設けておりませんでしたが、幸いにもことし1月に、これまで桜開花調整実証事業を委託している沖縄美ら島財団の専門家をお招きし、勉強会を開催していることから、このような会を適宜開催し、庁内をはじめ関係機関との情報交換により、桜の育樹活動の機運醸成を図ってまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 それから市民の声として、桜の植栽をしたいとの多くの市民の声が名護さくらの会に寄せられているとのことですが、植栽計画はどのようになっているのか。また、名護さくらの会から名護市長へ要請等があるのかお伺いします。 ○大城秀樹議長 小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 ことし3月には沖縄美ら島財団の専門家指導のもと、名護城公園内にあるさくらの園52本、それと展望台東側斜面84本の腐食した桜、合計136本について剪定と防腐処理を行いました。財政面での制約はあるものの、植樹計画につきましては、現在さくらの園の桜再生に向けて適切かつ効率的な育樹環境の整備や、老木の植えかえ等の計画を策定する予定であります。また、名護さくらの会から市長宛てに提出された名護市における桜に関する事項につきましては、1つ目がリュウキュウカンヒザクラ開花標本木の指定、2つ目に名護さくらのまち宣言、3つ目に里親制度などを活用した桜の普及活動、4つ目に花見のできる広場・通りなど市民植樹場所の環境整備事業となっております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 次に日本さくらの会「宝くじ桜」寄贈事業がありますが、名護市でどのように活用して桜植栽の活性化に生かされているのか、ご説明願いたい。 ○大城秀樹議長 小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 「宝くじ桜」寄贈事業についてでございますが、今まで利用しておりません。理由といたしましては、「宝くじ桜」寄贈事業を受けるに当たり、植栽計画、手入れ保全体制が整備されている箇所とあり、現在、管理体制が十分でないことから、今後同制度を活用するために、庁内関係部署をはじめ、各関係機関との連携により管理体制の構築を図ってまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 今沖縄では、日本さくらの会に入会しているのは名護市だけなのです。そういう中で、先ほど言いました日本さくらの会「宝くじ桜」寄贈事業について、入会していない市町村がこの制度を使って利用されているのです。なぜ名護市はこれを利用しないのですか。平成27年には伊平屋村、金武町、渡嘉敷村、久米島町、宮古島市。平成28年度には、久米島町、南風原町、うるま市、宮古島市となっているのです。平成29年度、宜野座村、伊平屋村、久米島町、南風原町。これはちょっとおかしいのではないですか。日本さくらの会に入会している名護市が、なぜそういう恩恵を受けないのですか。ことしは申し込み締め切りが7月までなのです。これに申し込んでこの事業を実施してもらいたい。いかがですか。 ○大城秀樹議長 小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 議員ご指摘のように、名護市は日本さくらの会に入っておりまして、そのほかに沖縄県、本部町、久米島町、渡嘉敷村、県内では5自治体が入っているようでございます。したがいまして、先ほど申し上げましたように、名護市としても庁内関係部署をはじめ、関係団体との連携をして速やかに7月までの申し込みについて、間に合うかどうか検討してまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 次に事項の2 第60回全日本花いっぱい名護大会について。この素案づくりはどこがやるのかお伺いしたい。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時57分) (答弁の修正あり)                              再 開(午前11時57分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 ご質問の素案を作成するということでございますが、本大会は令和3年1月23日開催となっており、約1年半となりました。去る4月、泉佐野大会へ参加した関係者からも、早い段階で花木等の育苗に着手したほうがいいということでございましたので、速やかに運営委員会を設置したいと思います。素案の策定にかかりまして、現在花の里づくりの会については、常時、運営責任者が1人、常時雇用者が2人と3人体制となっておりますが、これまで全国の花いっぱい大会に参加しており、花について造詣が深いということで、専門的な知識を有する花の里づくりの会に本大会の素案の一部を協力いただいて、商工観光局のほうで大会要項を取りまとめ、実行委員会に諮ってまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時58分) (休憩中の答弁の修正について指摘あり)                              再 開(午前11時58分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 大会式典の場所を名護中央公民館と申し上げましたが、名護市民会館の誤りでございました。重ねておわび申し上げます。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 素案の一部を名護市花の里づくりの会が作成するということです。市内を花いっぱいで装飾するには、花の苗づくり等、一定程度の期間も必要だと思います。したがって、早急な対応が必要と思いますが、どういう考えがあるのかお伺いします。それとあと1点、啓蒙活動及び将来の市民運動の醸成として、市内小中学校や高等学校など、教育機関や婦人会、老人会など、いろいろな団体の協力も必要だと思いますが、早急に具体的な行動計画をまとめる必要があると思います。事務局がもう少しイニシアチブをとって推進する必要があると思いますが、どのように考えるのかお伺いします。 ○大城秀樹議長 小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 早急な対応が必要だということは重々理解しております。したがって、速やかに運営委員会を組織して行動計画を策定し、事業を進めてまいりたいと思います。それから啓蒙活動を通してでございますが、ことしの3月に開催した実行委員会では、運営委員会のメンバーや協力いただいた組織、団体について、委員に組織図を提示しておりまして、そこには市内小中学校や高等学校など教育機関、それから婦人会、老人会など、いろいろな団体の協力をお願いしております。第2回実行委員会を速やかに開催して、対応してまいりたいと思います。
    大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 それから許田にありますメインセンターの職員構成を教えてください。 ○大城秀樹議長 小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 運営責任者1人、常時雇用者2人の3人体制となっております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 今の組織体制では非常に厳しいのではないですか。年間25万鉢もつくると言っているのですよ。そして屋部の事務局は誰もいない。そういう体制で来年度の全日本花いっぱい名護大会が迎えられますか。これは早急に再考してもらいたい。それから、今後要請があるだろうと思われますが、名護市花の里づくりの会から、近々、緊急的な改善事項があると思います。これについても前向きに対処していただきたいと思いますが、いかがですか。 ○大城秀樹議長 小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 現段階では、市のほうへ緊急改善事項の要望は届いておりませんが、喫緊の課題である後継者問題もございます。先ほどの体制の問題もございます。それから施設の老朽化の問題もあります。そういった一つ一つの課題の優先順位を決めて、速やかに対応していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 それからネオパークオキナワについてですが、資料を見ますと、小野商工観光局長もネオパークオキナワの役員になっておりますよね。今、ネオパークオキナワでいろいろな問題があります。今、一番大きな問題になっているのはどういう問題か、役員会で伺っているのか確認します。 ○大城秀樹議長 小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 一番の課題としては、やはり施設の老朽化対策と理解しております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 今、ネオパークオキナワで大きな問題になっているのは地下水の取水なのです。聞くところによりますと、これは平成27年からそういう問題が提起されながら、今まで改善されていないということですが、現在、ネオパークオキナワの水はどこから取水しているのか、お答えください。 ○大城秀樹議長 小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 5月に井戸も確認してまいりました。3年ほど前に井戸が崩落して使えないということでございまして、今、一時的にその代用として園内池の水中ポンプを利用して、2カ所で地下水等の代用として利用しているということでございます。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 次に観光振興基本計画について。昨年の基礎調査において、観光客の滞在長期化、外国人観光客に対応した受け入れ態勢の構築、地域経済に好循環な仕組みづくり、北部広域連携での情報発信、受け入れ態勢整備、観光産業における人材不足などが挙げられているようですが、これらを解決するために、具体的なイメージがあると思いますが、どう解決していくのかお伺いします。 ○大城秀樹議長 小野雅春商工観光局長。 ◎小野雅春商工観光局長 昨年度、1年間かけて第1次名護市観光振興基本計画の評価・検証を行っておりました。ビッグデータの解析、それから観光事業者、観光客に対するアンケート調査、ミクロの調査も分析しております。その中で大きく4点の課題がございまして、まず1点目に名護市への滞在促進でございます。これはエリアごと、名護・羽地・屋部・久志・屋我地の多様な地域資源を活用した本物の名護、オーセンティックと言っているのですが、これを体現する滞在メニューの提供などがございます。それと、中心市街地における滞在メニューの検討も含まれております。2点目に様々なツーリストの受け入れ態勢の充実が課題として挙げられています。広域を含む観光案内機能の充実、あるいは外国人受け入れの環境の充実、それから広域連携での受け入れ推進などが挙げられます。3点目にマーケティングプロモーションの充実が挙げられております。これは継続的なデータの取得・分析、それから来訪者のニーズに応じたプロモーションの手法の構築などでございます。最後に観光振興の推進体制の確立・強化として、地域の観光振興に対するコンセンサスの形成がございます。それと市内の観光振興体制の強化、あるいは産学連携体制の構築、あるいは広域連携体制のクルーズ船、それから世界自然遺産、サイクルツーリズムなど、そういったものを充実させていきたいということで、その4点を挙げております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 先ほど、ネオパークオキナワの件で言い忘れましたが、商工観光局長、地下水取水ポンプ、これについてはネオパークオキナワの柱なのです。これがないと事業が何もできない。そういうものをネオパークオキナワと協議しまして、早急に対応していただきたい。それから、事項の5、福祉事務所の業務スペースについては、プレハブを造るということですが、早急に対応してもらいたいと思います。それから自転車道、これも先ほど一次答弁でありましたように、事故のないように、起こらないように、万全の態勢を図っていただきたいとお願いしまして、議席番号10番、宮里尚、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後0時10分)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。東恩納琢磨議員、一般質問を許します。 ◆東恩納琢磨議員 ハイサイ、グスーヨ、チューウガナビラ。ただいま議長のお許しを得ましたので、東恩納琢磨、一般質問を行います。ユタシク、ウニゲーサビラ。昨日、6月23日は慰霊の日でありました。74年前に住民を巻き込んだ日本で唯一の地上戦が沖縄で行われました。日本本土防衛の時間稼ぎのための捨て石にされた歴史の事実を認識し、戦争を決して美化しないという思いであります。昨年亡くなられた語り部がおっしゃっていました。「自然災害は止めることはできないが、戦争は止めることができる」と、その言葉を残して亡くなられた語り部の思いを胸に、これ以上の軍事基地は決して造らせないという思いで一般質問をさせていただきたいと思います。それでは通告に沿って一般質問を行います。事項の1 基地問題について。要旨の(1)松川宜野湾市長は、訪米要請後、首都ワシントンで記者会見を行いました。その席で松川市長は、「普天間基地問題の唯一の解決策は、名護市への代替施設の建設であり、1日も早い返還が必要だというのはアメリカ側と共通した認識だ」と述べた。名護市長も訪米して辺野古の基地問題を訴えると、一般質問に答えていましたが、普天間問題の解決策は、訪米した松川市長と同じ認識でしょうか。要旨の(2)現在、辺野古の弾薬庫が整備されていますが、どのような弾薬の貯蔵なのか問い合わせをしたことがありますか。あるいは報告を受けたことがありますか。要旨の(3)弾薬庫の安全対策について市としてどのように認識していますか。事項の2 市有地の有効利用について。要旨の(1)市有地の適正な利用について市として重視している点を伺います。要旨の(2)名護市は源河2534番288と源河3534番385の市有地を名護林業生産加工販売事業協同組合と賃貸借契約を結んでいますが、ここ最近利用された様子もなく、建物が荒廃していますが、賃貸料の支払いは行われているのか。契約の更新は行われているのか伺います。事項の3 名護市の林業について。要旨の(1)名護林業生産加工販売事業協同組合は、林業振興のため補助事業として昭和59年から平成15年まで4億6,022万1,000円を投入されましたが、現在稼働している様子がないので以下のことを伺います。ア 名護林業生産加工販売事業協同組合は、何年に何人の組合員で設立されましたか。その後変動はあるのか。資料提供をお願いします。イ 名護林業生産加工販売事業協同組合は、これまで主に何を生産加工し販売事業を行っていたのか。年度ごとの集計した資料の提供をお願いします。ウ 最近では廃業したと聞いていますが、廃業なのか休業なのか伺います。エ 今後事業を継承するためには、どのような手続きが必要なのか資料提供をお願いします。事項の4 4小学校の跡地利用について。要旨の(1)閉校した久志、三原、嘉陽、天仁屋の4小学校の跡地利用の運営について、地域と連携し、地域人材を活用し、雇用創出によって、地域経済にも貢献していくことが、名護市、地域、運営相手方との三者による協定書等で交わされています。運営後、協定書どおりに履行されているか。調査等を行ったことがあるのか。地域からの理解を得るための話し合いは定期的に行われているのか。その場合の窓口はどこになりますか。お伺いします。事項の5 環境問題について。要旨の(1)嘉陽沖で砂採取が行われていますが、期間や採取量について市や当該団体、区において説明を行っているのか。説明資料の提供をお願いします。要旨の(2)砂採取に対する同意は当該団体や区から得られているのか。それぞれの同意の条件等の資料提供をお願いいたします。以上、一次質問とし、二次質問は自席から行います。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 それでは質問の事項1、要旨(1)と(2)についてお答えいたします。普天間基地は市街地の真ん中にあり、「世界一危険な飛行場」とも言われており、早期に危険性を除去する必要があるということは万人の共通した認識だと思っております。普天間基地問題につきましては、日米両政府の協議事項であるため、それ以上の言及は控えさせていただきたいと思います。続きまして要旨の(2)についてでございます。辺野古弾薬庫にどのような弾薬が貯蔵されているかにつきましては、報告を受けたことがありませんので防衛局へ問い合せたところ、「軍事運用などに関する詳細については言及しかねる。」との回答がございました。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 それでは事項の1、要旨(3)についてお答えします。辺野古弾薬庫につきましては、国の責任のもとで安全が確保されなければならないと認識しております。次に事項の2、(1)と(2)についてお答えします。名護市が保有する普通財産のうち、未利用であり今後においても利用の予定がない土地については、貸し付けあるいは売却をすることにより、市有財産の有効活用が図られ、市の財源確保にもなると考えております。市有地を貸し付けする場合については、利用目的が達成され、安定的に利用することが重要と考えております。要旨(2)についてお答えします。名護市字源河2534番288と、同じく3534番385の市有地については、林業生産施設を目的とする名護林業生産加工販売事業協同組合と、平成4年4月15日から平成31年3月31日までの通算27年間にわたり、土地賃貸借契約を締結しておりました。平成28年4月1日から平成31年3月31日までの契約期間中において、契約相手方であります名護林業生産加工販売事業協同組合の役員が不在となり、平成31年3月31日をもって土地賃貸借契約は終了しております。土地の賃貸料につきましては、平成28年度分までは完納しておりますが、平成29年度分30万756円及び平成30年度分30万円756円、合わせて60万1,512円の土地の賃貸料が未納となっております。 ○大城秀樹議長 比嘉克宏農林水産部長。 ◎比嘉克宏農林水産部長 私のほうから事項の3、要旨の(1)ア、イ、ウ、エについて答弁申し上げます。アとイについては関連しますので一括で答弁させていただきます。設立ですが、昭和59年10月4日に設立されてございます。ただ、この名護林業生産加工販売事業協同組合の指導監督、行政庁につきましては沖縄県でございます。よって、沖縄県に対しましては、毎年度決算資料等を提出する義務がございますので、我々も状況把握のため、当該資料を保有している沖縄県中小企業支援課に対し、公文書開示請求を行ったところでございます。資料につきましては、沖縄県より開示決定があった場合は資料を提出したいと考えてございます。ただ、平成3年度の総会資料が手に入りましたので、その中において昭和59年の設立時においては5人の組合員で設立されたということでございます。平成3年度に1人追加で6人の組合員、それから資料でお出ししております平成15年の時点で15人の組合員で構成されてございます。ただ、平成15年度につきましては、平成15年度の事業のときの参考資料としてあくまでいただいた資料ということで、その前後におきましてはその資料を保有していない状況にございます。それからウについてですが、この組合は昭和59年度に設立されて、途中平成19年度に代表理事がかわり、その後、平成30年3月まで事業が実施されたということでございます。平成29年10月7日に代表理事が亡くなったということで、代表理事関係人が平成30年3月末をもって業務を停止したという経緯がありますから、現在は、その後に解散や廃業の手続き等が行われていないことから休眠状態であろうということで、我々は認識をしてございます。設立当初に、これまで主に何を生産加工しているのかということでございますが、おが粉の生産、木製品加工、ユーカリ栽培などをしていたということでございます。エについてですが、財産処分に係る手続き、配付資料でございます。補助事業で整備した施設については、処分制限期間が一部残っている状況になってございます。今後の取り扱いには、補助事業等により取得し、または効用の増加した財産の処分等の承認基準に基づいた手続きを取っていかなければならないということでございます。配付資料をごらんいただきたいと思います。名護林業生産加工販売事業協同組合が補助事業で整備した施設の取り扱いについてということでございます。補助事業者は「沖縄県」、それから間接補助事業者は「名護林業生産加工販売事業協同組合」と「名護市」ということでございます。補助率については国と県が75%、それから事業主体が25%で名護市からの財政出動はないということでございます。同業者への無償譲渡を検討しておりますが、名護林業生産加工販売事業協同組合の代表者が不在の状況であることから、新たな代表者を選任し同組合を事業継続もしくは整理する等意思決定を行う必要があると。代表理事関係人に組合員の有無や事業についての意思確認を引き続き行いたいと考えてございます。うちの職員が何度か電話、自宅訪問もしておりますが、なかなかお会いできない、連絡がとれないような状況に至っているということでございます。今後とも、組合の有無について結果を報告、伺うなどして、連絡等をとっていきたいということでございます。その件につきましては、沖縄県とも調整をしております。県としても補助事業等の関係がある以上、整理をしないといけないという状況で、なかなか連絡もとれないということで、県としても困惑しているという状況になってございます。 ○大城秀樹議長 平得薫地域政策部参事。 ◎平得薫地域政策部参事 私のほうからは質問事項4、要旨(1)についてお答えします。閉校しました4小学校の跡地利用業務の所管課は久志支所となります。協定書により年に一度の連絡会議を開催し、当該土地を借用している事業所と連絡会議を持つこととなっております。平成29年度までは開催し、区長を通して地域の方々の意見を取りまとめしておりました。平成30年度においては1事業所のみの開催でした。今後は積極的に呼びかけをし、定期的に連絡会議を開催し地域と事業所が連携し、地域行事への参加、課題などを改善していけるよう取り組んでまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 私からは事項5、要旨(1)、要旨(2)について関連いたしますので一括してお答えいたします。ご指摘の嘉陽沖付近での砂利採取については、これまでにも天仁屋沖と安部沖の範囲で作業が行われてきております。現在、作業中の安部沖については、当該事業者が天仁屋バン崎より南南西へ約2.5キロメートル地点の位置で、砂利採取の許可を令和元年5月14日に受け作業が行われております。砂利採取の許可においては、砂利採取法第17条の規定により、採取場の区域、採取量や採取期間、採取方法や採取設備等を定めることとなっており、また沖縄県海砂利採取要綱第3条第1項第4号の規定により関係漁業組合の合意が必要とされておりますが、区やその他の団体への説明や同意等は求められておりません。したがいまして、要旨(1)及び要旨(2)の区への説明や同意については説明資料の提出ができない旨をご了承ください。先ほど、許可申請に当たっては、関係漁業組合の合意が必要と申し上げましたが、その資料については、沖縄県への公文書開示請求を受けた場合には、審査し公開をするということを沖縄県より伺っております。砂利採取計画の認可の手続きとしては、砂利採取法第16条の規定により事業者が沖縄県へ採取計画認可申請書を提出し、同法第36条第4項により県から市へ、文書による通報を行うことになっており、市が同法第37条第1項の規定により県へ要請を行うことができるとされ、その後、認可の基準に基づき沖縄県が認可をすることとなります。なお、今回の事業認可期間につきましては5月15日から9月30日の間となっておりまして、場所については先ほど申し上げたとおりでございますが、10万平米、約10ヘクタールのうち、5万立米を採取できるという認可になっております。深さ的に言うと、平均で50センチ程度になろうかと思います。作業時間につきましては、夏場については6時から18時の間と伺っております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 それでは二次質問を行います。普天間が世界一危険だということについては、名護市長も同じ認識だということだと思いますけれども、市長、私が聞いているのは、普天間の解決のために、辺野古に移設するということも同じ認識なのかと聞いているのです。お答えください。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 普天間移設の問題につきましては、従来から申し上げていますとおり、現在、国地方係争処理委員会の結論が出て、これから県のほうが国に対して裁判をしていくということがございます。そういう状況では、今問われたことに対して答える立場にはないと考えています。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 たしか、市長も訪米するということを聞いていますけれども、その際訪米先でどのような話をされるのか、とても危惧しています。というのは、宜野湾市の松川市長も、訪米前は辺野古問題に触れないということをおっしゃっていました。ところが、訪米した後、ワシントンで、さきに書いてあるとおり辺野古が唯一の解決策だと。アメリカと一緒になって共通しているという発言をしているのです。ですから、どういう気持ちで、どういう認識で行くのかはっきりしていただかないと、訪米先でころっと変わられても困るのです。それで今、話を聞いているのです。裁判の結果を待つということを訪米先でおっしゃるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 私が常々、機会があれば訪米して訴えていくということは、ヘリパッドの撤去についてお話を申し上げていることでございます。今、その要請について、具体的に予算を計上しているわけでもございません。そのことについては、訪米ということがこの問題について大きな効果を得られるであろうという判断等ができたときに訪米したいと思っております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 ヘリパッドの件だけで訪米するのでしたら予算請求しないでください。そういう形で訪米をされても、逆にアメリカの高官に誤解を生むようなことにつながりますので。というのも、先ほど話をしたとおり、宜野湾市長も辺野古のことに触れないと言いながら、向こうに行くと触れざるを得なくなる。それはなぜか。これは一体だからなのです。だから、それは違うんだというはっきりとしたメッセージを送るということでない限り訪米しても意味がないわけです。ましてや、ヘリパッドの問題で訪米をする。何しに来たのかと逆に問われますよ。ヘリパッドの問題だけで訪米して、新しく造る基地に対してはどのように答えるのですか。もう一度お答えください。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 ヘリパッドのことだけで訪米するというのは少し言い過ぎだと思いますが、現在演習場もございます。そういったことも含めて、現状も報告しながらということでございまして、訪米についてはまだ何も決まっているわけではございません。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 わかりました。訪米についてはまだ決まっていないということで、決まったときにまたこの話が出ると思いますから、そのときに意思の確認をしたいと思っています。辺野古弾薬庫についてですが、軍事のことですから関与していないというような答弁だったと思うのですが、軍事事項であって、そこに弾薬庫を設置する場合は弾薬庫を設置する規程等があるはずです。法律が。それも全て無視していいということなのでしょうか。弾薬庫の設置規程にはどのように書かれているかお聞かせください。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 市長の一次答弁の繰り返しになりますが、正確には防衛局へ問い合わせましたところ、軍事運用などに関する詳細については言及しかねるということで回答が得られなかったということでございます。そして、その基準については、国の責任のもとで安全が確保されなければならないと認識していると答弁しているところでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 ですから、国の責任においてということで言えば、全ての地方自治体が免罪符になるわけではないのです。国の責任においてと言うのでしたら、その国はどのような根拠を持って安全対策をしているんだと。それは法律があるわけです。それで今、弾薬庫の設置基準はどうなっているのかと聞いているのです。それを問い合わせて初めて、それで納得して、国の安全基準が満たされているという判断をすべきではないですか。全て最初から国に安全を任せると言っているのは、本当に名護市民の命、財産を預かる市当局として、恥ずかしい行為ではないですか。市長、きちんと答えてください。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 その弾薬庫について、これまでも名護市としての見解というのを私は聞いたことがないです。今おっしゃった詳細な…、休憩をお願いします。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後1時53分) (質問内容の確認あり)                              再 開(午後1時54分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今指摘がありました設置基準について、持ち合わせがございませんので答えようがございません。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 市長はこれまで、弾薬庫のことに関してはこれまでなかったのではないかということだったと思うのですが、私も多分、辺野古に基地が建設されたときに弾薬庫が造られていて、名護市になって新たな弾薬庫が整備されたということは聞いていないものですから、名護市になって、また新たに弾薬庫が整備されたということがあるのか。そしてこれが何回目の整備になるのかというのをご存じでしたら教えていただきたい。そういう意味で、やはり整備するに当たっては、アメリカだって民間の地域で弾薬庫を設置するということはあり得ないと思います。アメリカの軍事基地を造る場合の基準というのがあるわけで、アメリカはそれを厳格に守っているわけです。アメリカ国内では。でも日本ではないがしろにされてしまう。やはりそれはきちんと市町村、あるいは国がアメリカに対して物を言ってこなかったからだと思うので、そこは今回、きちんと物を言っていただきたい。そのために、法律にきちんと照らし合わせているのかということを問い合わせていただきたいのですが、市長、2点お願いします。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今弾薬庫についていろいろな指摘がございました。その件については、直接防衛局のほうに問い合わせてみたいと思っております。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後1時57分) (答弁漏れの指摘あり)                              再 開(午後1時57分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 これまで新たに弾薬庫が整備されたことがあるかどうかについての認識もございません。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 私が話をしたら、認識がなくて、これまでもなかったということを市長が言ったものですから、この弾薬庫に関してはこれまで初めての質問みたいな話をしたので、私は過去にあったのかと聞いたのですが、認識がないのか、なかったのか、どちらですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 少なくとも私が市長になって弾薬庫が新たに造られたという報告は受けておりません。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 ですからこれまで、名護市になってからあったのかと聞いているのです。そのことについて認識があるのか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 そのことについても認識しておりません。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 認識していないのであれば、初めてということで、これまで弾薬庫の整備に関して質問がなかったということは言わないでください。初めてのことです、市長。ですからこれは、やはり国に対して詳細に内容を確認する必要があると思います。これは、自分たち名護市民の生命、財産を守ることにつながるわけです。現場は国道からそんなに離れていない場所なのです。でも私たちは確認することすらできない。入れないわけですから。ぜひ市長は現場に行って入って、自分の目で確認していただきたい。そのことも防衛局に伝えていただきたい。よろしいでしょうか。それともう一つ、これまで環境アセスをやったことがあるのか。弾薬庫整備に関して、環境アセスの対象になっていると思いますか。対象なのかどうかお聞かせください。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 弾薬庫について、自分の目で確認してくださいということだと思いますが、そのこともあわせてできるのかどうかも含めて、防衛局に確認をしたいと思います。それと、環境アセスについても同様でございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 市長、ぜひ確認していただきたい。そしてもう一つ、日本とアメリカの間では、環境基準というのが定められています。JEGSという環境基準があります。その環境基準はどういうことを定めているかというと、アメリカと日本が環境に関して規制をしている、一番規制の厳しい法律を適用するというのがJEGSです。そのJEGSの中に弾薬庫の問題がどのように書かれているかご承知しているかお聞かせください。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 承知しておりません。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 これは日米の安全基準です。ぜひその安全基準とも照らし合わせて、本当にあの弾薬庫を造ることが正しいのかどうか、調べていただきたいと思います。それが市長の役割だと思いますし、市民の生命、財産を預かる立場として、市長の責務だと思います。ぜひお願いできるでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 先ほど答弁したとおりでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 では次にということで。事項2に移らせていただきます。今現在は不在ということで、市有地に関しては契約はされていないと。今後どうされるのですか。現場は見たことがあるのでしょうか。あれは荒廃している状況です。その契約書の中には、荒廃していれば契約を解除するということになっていますけれども、市として解除するのか。どう考えているのかお聞かせください。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 平成30年11月30日付けで、土地賃貸借契約を解除する通知を一旦送付はしております。しかしながら、到達することなく12月11日に返送されております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 解除する場合、補助事業との兼ね合いもあるのですが、それは名護市として、普通財産として補助事業との関連ですぐ解除できるのか。そうするためにはどういった手続きが必要なのかお聞かせください。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 一般的には、普通財産を返していただく場合は更地にして返していただくというのが通例でございます。ただ上物があるということがありますし、それが補助事業でまだ残存価格もあるということがございます。このような場合、事業元と調整をしまして、その事業の承継者がいるようであれば、そこと調整をしていくということになろうかと思います。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 名護林業は、普通財産も名護市有地としても借りているのですが、行政財産としても借りているということも聞いていますけれども、そこでどのような生産をしてきたのかお聞かせください。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時3分) (質問内容の確認あり)                              再 開(午後2時4分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 貸し付けを行っている土地につきましては、全て普通財産でございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 ですから、その土地はどこが管理しているのか。普通財産であるということで、部長のところではないのですが、農林水産課ですか。貸し付けはしていなくても、この土地が使われている場合は、何らかの契約書なり覚書があるはずですから、それを出してください。
    大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 一次でお答えしましたが、平成31年3月31日までの契約期間ということでございまして、平成31年3月31日をもって賃貸借契約は終了していて、その後についての契約が現在できていないということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 総務部長、普通財産の話をしているのではなくて、行政が、要するに管理している…、これは今、農林水産課、農林水産部長のほうで管理しているんですよね。事前調整していますよ。管理していると言ってきたのですから。時間もないので。農林水産課で管理していると言ってきたのです。確かに契約書は結んでいないですけれども、売り上げの20%は出しているという話をしているから、それを質問しているのです。その契約書があるのかないのかを答弁してください。 ○大城秀樹議長 比嘉克宏農林水産部長。 ◎比嘉克宏農林水産部長 これは、ユーカリを栽培するための造林地について、名護市と名護林業で分収造林契約を締結しているということでございますので、これにつきましては、平成30年9月30日をもって、この業務は履行されていないということで、この業務は沖縄北部森林組合へ継承してございます。資料については本議会終了までに提出します。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 ユーカリ栽培に関しては継承されているということですが、そうすると、今、名護林業は廃業している状態のままで、何でそれはそのままの状態に置いて。まず先に、補助事業をやっている名護林業とどのような手続き、継承をするのかも含めて、今休業状態、廃業状態になっているのを、まずはそこから先に解決をすべきではないですか。 ○大城秀樹議長 比嘉克宏農林水産部長。 ◎比嘉克宏農林水産部長 ユーカリについては、名古屋市の東山動物園から冬場のコアラの餌として、どうしても早急に必要だということで、分収造林契約に基づいた分収金が払われていないということで、これは市の顧問弁護士とも相談をしまして、分収造林契約の効力は失効したものと解釈すべきということで、先ほど申し上げました東山動物園からの要請もあって、この部分については先に解除し、北部森林組合へ事業を継承したということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 そうすると、これまで名護林業が、東山動物園と契約しているのが、契約が不履行になってしまって、東山動物園から分収金が払われていないので解除したということになるわけですね。となると、これまで名護林業は国から補助金をもらっているわけですから、それも解除されているなら精算しなければいけないはずです。精算して初めてそれが成立するわけで、名護林業が成立もしないままに、名護市はそのまま北部森林組合に継承させるという手続きが踏めるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉克宏農林水産部長。 ◎比嘉克宏農林水産部長 先ほども申し上げましたように、分収造林契約が結ばれてございます。それに伴って、コアラの餌としてユーカリで収益を上げた部分の20%を名護市に支払うということでございます。その部分が履行されていないということで、効力が失効されているということで、この事業についてはこの時点で終了していると。それを受けて、名古屋市の東山動物園から、ユーカリについて何とか継承していただきたいということで、その効力を失効したということを踏まえて、このユーカリの栽培についてのみ、北部森林組合に継承したということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 少し都合がよくありませんか。名護林業の収益のほとんどは、このユーカリなのです。その収益を北部森林組合に継承するということがすぐできるのでしょうか。実際に、名護林業は名護市の土地も借用しながら借地料も払っていないわけです。もちろん土地は違うかもしれませんけれども、名護林業は事業としてユーカリを栽培してきているのです。その一番の利益を、不在者になったという、まあ結果的に亡くなったということであるのですが、だからといってそのまま北部森林組合に譲渡するようなことができるのでしょうか。これは補助事業とも関連することです。そこをまず整理した上で、北部森林組合に手続きを踏むのでしたらいいのですが、名護市から率先して収益部分だけを北部森林組合へ移したと思われても仕方ないと思うのですが、いかがですか。 ○大城秀樹議長 比嘉克宏農林水産部長。 ◎比嘉克宏農林水産部長 ユーカリにつきましては、名護林業が、平成3年度の決算等を見ますと、大体8,000万円ぐらいの収益の中の、およそ200万円ぐらいがコアラのユーカリの収益でございます。その分の支出を差し引いた利益の中の20%を分収金としていただいているということでございます。先ほど来申し上げました分収造林契約の中で、分収金を支払わなくなった状態において、効力が失効されたということで、これは顧問弁護士とも相談し、妥当なことだということで、北部森林組合へ事業を継承したということでございます。平成30年9月3日付けで、北部森林組合へ事業を継承してございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 名護林業は平成29年4月。平成29年12月に東山動物園と売買契約を結んでいます。これまで400万円という話をしていましたけれども、平成29年4月に750万円、平成29年12月に93万円のユーカリの栽培の契約を結んでいます。ですから、そうやって結んでいるということは、このユーカリの栽培が名護林業の一番の収益なのです。それを北部森林組合へ継承したということは、やはりきちんと手続きを踏んでやるべきことで、人の収益を勝手に北部森林組合にやったというその根拠は何でしょうか。役員と話し合ったのでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉克宏農林水産部長。 ◎比嘉克宏農林水産部長 直近から言いますと平成29年度には手続きがされてございません。平成28年度ですと収入が84万7,000円でございます。平成27年度が76万3,000円ということで、そのうちの分収金が、平成28年度が6万3,229円、それから平成27年度で5万6,187円ということで、名護市に分収金を支払ってございます。それが平成29年度は報告がないということで、平成30年度が先ほど言いました99万9,000円で分収金が7万7,405円ということで払われてございます。その後に、代表理事が亡くなったことにより営業がストップして、ユーカリが出荷されない状況もありまして、そういう状況に至ったということでございます。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時15分) (休憩中に質問及び答弁あり)                              再 開(午後2時16分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 報告がなかったと言うのでしたらぜひ調べていただきたい。私もインターネットで調べたのですが、ユーカリの随意契約で東山動物園の契約の一覧が出てくるのです。そこには平成29年4月に名護林業との契約もあったということを確認していただきたい。それともう一つ、やはりこれを継承しているのは亡くなったからということですが、そこには理事がいたはずです。組合ですから、組合員もいるはずです。平成15年の資料をいただきましたけれども、その資料の中に今現在の組合員が継承しているのでしょうか。お聞かせください。 ○大城秀樹議長 比嘉克宏農林水産部長。 ◎比嘉克宏農林水産部長 我々としても登記所にこの状況を確認しましたら、代表理事しか登記されていないという状況がございました。それから、現状で理事が機能しているかどうかというのは、代表理事の関係人に確認しましたがわからないという状況で、それで県のほうに資料として開示請求をしているという状況で、我々も現状では把握できていない状況でございます。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時17分) (質問内容の説明あり)                              再 開(午後2時18分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。比嘉克宏農林水産部長。 ◎比嘉克宏農林水産部長 この資料は15人ですが、この15人が令和元年において理事かどうかという確認は取れてございません。今の代表理事は亡くなられた方がそのまま代表理事でおられるということでございます。ただこの資料の中に、亡くなられた代表理事は書かれていないという状況です。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 提出された資料の中には、今部長がおっしゃるとおり、亡くなられる前の代表理事はこの名簿にはないわけです。名簿にない人が代表理事になっているわけです。亡くなられる前まで。それはどういういきさつでなったのかご説明ください。それと何人の組合員がいるのかも含めて、代表理事と理事。お願いします。 ○大城秀樹議長 比嘉克宏農林水産部長。 ◎比嘉克宏農林水産部長 現状を確認するために、先ほど申し上げました登記所で書類を確認したところ、登記されているのは代表理事1人でございます。ほかの理事については把握できない状態でございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 名護市は分収金を取るために契約されているわけです。そのときに代表理事1人だけでいいものなのか。それと、それだけではなくて市有地も、名護市は賃貸借契約を結んでいるわけです。それも代表理事1人だけでできるものなのか。1人でできるなら個人と何も変わりません。名護市の土地や名護市の財産を借りたりしているわけですから、きちんとした契約書があって、その契約書の中に理事が何人、代表理事と言っているわけですから、ほかに理事が何人、組合員が何人というのは当たり前ではないですか。そういう資料もないのでしょうか。提出してください。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 一次で答弁しましたように、平成28年4月に契約の更新をしておりますが、その更新の際に、それまでの滞納が一切なく、目的どおり当該地を使われているという確認をしておりまして、登記簿などについては取り寄せていないということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 平成28年までそういうことがなかったから問い合わせていないということですが、今現在亡くなってしまっているのです。そうすると、余計問い合わせることができなくなっているわけです。ではお尋ねしますけれども、最初に借りたとき、そして代表理事が変わったときに、新たな名簿、あるいは規約、役員名簿の提出を求めなかったのですか。お聞かせください。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 最初の申し込みの際は書類を一式いただいておりますが、その後については、更新の際は未納がないこと、それから目的どおりに土地が使われていることをもって、申請書で更新をしてございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 部長、新たに更新というのではなくて名前が変わったのです。代表理事の名前が変わったわけですから、そういう意味では新しく契約書を交わすことが必要だと思います。その中に、先ほど皆さんが提出した資料の中には、亡くなる前の代表理事、組合の名簿にすら載っていない人が代表理事になって名護市と契約したのですから、そういう意味では代表理事になったときの契約書、あるいは名簿、規約を新たに提出させるのが当たり前ではないのでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉克宏農林水産部長。 ◎比嘉克宏農林水産部長 この平成15年の名簿ですが、先ほども申し上げましたように、平成15年度の補助事業実施の際に、確認資料として名護林業から参考資料として添付された資料でございます。その中に、現在登記されている代表理事はいなかったということで、その後、確認はされていないということになります。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 ですからそこは確認されていないということ自体おかしいわけで、名簿にもない代表理事が就任したわけですから確認すべきだと思います。それがされていないということで、わかりました。これは今後確認することだろうと。でないと、この補助事業の取り扱いができなくなってくるのではないかと思います。私が部長に聞いているのは、これは3年ごとに賃貸借契約を更新しますよね。そのときに、代表理事の名前が申請するときに変わったわけです。その時点で代表理事が変わっているわけですから、そのときの組合員の名簿も変わっているはずだということで、提出をしていなかったのかと聞いているのです。それがあれば、今は亡くなったからと言って、この手続きがこんなに複雑にはならなかったと思います。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 基本的には法人組織との契約ということでございまして、代表が変わるたびに確認作業をしていないというのが実態でございます。ただ議員がおっしゃるとおり、平成28年当時にそれをしていればよかったのかなというのも、今思うところではございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 では部長、お尋ねしますけれども、平成28年に代表理事の名前が変わったのですから、いつから変わって賃貸借契約を結んだのですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 平成22年、平成28年については亡くなられた代表理事の名前ですが、その方は平成19年に就任されたとなっております。その間に、代表者に関する登記の全部事項証明書については確認してございませんでした。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 代表者が変わったのは平成22年からということですか。でも登記簿は平成19年で変わっているということですよね。その登記簿が確認できていなかったということですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 平成22年の前が平成19年4月1日でございまして、その後、平成19年7月27日に代表が変わられたということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 ですからその時点で、代表者がかわられた理由なり、あるいは組合員でもない方が新たになったわけですから、それはかわることが可能なのか。補助事業で成り立っている名護林業の代表者が、これまで組合員でも理事でもなかった方が急に、どこかからヘッドハンティングされたのかどうかわかりませんが、その方が理事になったわけですから、その時点で新たに規約とか変わったと思うし、そういうのも提出するべきではないですか。そうじゃないと市の市有地を貸すことはできないのではないでしょうか。その辺はどうですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 普通財産の貸し付けと補助事業については性質が異なると認識してございまして、普通財産の契約につきましては民法上の契約でございますので、法人が存続する限りは有効だと認識しております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 わかりました。確認をしていないし知らないということでありますけれども、今後はそうはいかないと思います。新たな組合員が何人いるのか。代表理事が1人だけだということを皆さんは把握しているのか。それ以外にもいるということはわかっているのか。今の状況をお聞かせください。 ○大城秀樹議長 比嘉克宏農林水産部長。 ◎比嘉克宏農林水産部長 先ほどから申し上げていますとおり、中小企業と協同組合の指導監督官庁、行政庁は沖縄県でございます。毎年の経営状況等を報告する義務がございますので、その資料については、沖縄県中小企業支援課のほうへ公文書開示をお願いしているところでございます。それを確認しまして、今後沖縄県と補助事業の後処理について、どうするかを協議していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 総務部長、そうすると、普通財産ということで補助事業とはかかわりはないという話もしていましたので、ぜひこれを有効活用するために、あの土地をこのまま眠らせるわけにはいかないでしょうし、早目の対策が必要だと思うし、ぜひそれをやっていただきたい。今、手続きを進めているというのですが、どのあたりを進めているのでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 まず現状、上物があるということがありますので、農林水産部とまずは協議をして、それについて承継していただける事業者があるのかないのか、その辺から入っていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 ぜひ早目の対応をしていただきたいと思います。またこれが長引けば、いろいろ弊害が出てくるかと思いますので、早目の対応をお願いします。事項の5の砂の採取の件に対して、名護市として認可をするときに、やはり条件をつけることもあると思います。だからその条件をもって認可されていると思いますので、その条件がどのような条件なのか。時間もないので簡単にお願いしたいのですが、その条件が守られるかどうかについてまでの確認もしていただきたいのですが、その条件の中に、例えば区からの承諾書といいますか、同意書も必要だということも含めて、認可の際に出しているのかどうかお伺いします。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 我々は、県から通報をいただいたときには、それについての要請があります。簡単に申し上げますと、海底地盤の開閉による海岸線の浸食等の懸念、それから海浜部、嘉陽層の褶曲に与える影響、それから海洋生物等、生態系の影響に関するところで要請文を出しております。その中で、我々として要請をいたしまして、県が事業者に認可書を出します。その中での条件として、今、我々が述べたものが明記されているということでございます。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時32分) (質問内容の説明あり)                              再 開(午後2時32分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 関係区や地域に、その認可時には認可とか説明の義務はないということでございますが、やはり地域の方がびっくりするところもありますので、今後は要請の中で、地域のほうに時期や時間帯等の文言を書き込んでいきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 ぜひ認可の際に、今後はその条件も取り入れて認可していただきたいと思います。これまでも認可してきていると思います。あの海岸を使っていることは初めてではありません。これまでも同じように環境に配慮してとか、あるいはその地域に配慮するようにということで、認可のときにそういう要請もしていると思います。それに対して皆さん側として、その報告を県から受けたことがあるのか。あるいは事業者から受けたことがあるのか。そしてその受けたことを地域に説明したことがあるのかお伺いします。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 これにつきましては、認可のときに県が条件を付しております。例えば採取着手前に1回、期間中に月に1回、採取後6カ月後、1年後等の海岸線の写真等の提出を求められています。そういうものが明記されておりますので、名護市のほうには報告されておりませんが、今後、県のほうに確認して、そういうものの状況を確認したいと思います。もしそういうふぐあいが生じた場合には、中止とか停止に当たることが文言として書かれております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 最後に一つ。事項の4、跡地利用についてですが、これまで有効にやっている地域があると思うのですが、そこはどの地域でしょうか。具体的にお聞かせください。 ○大城秀樹議長 平得薫地域政策部参事。 ◎平得薫地域政策部参事 三原小学校跡地のヒューマンキャンパス高等学校名護本校となっております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 時間となりました。これで東恩納琢磨、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時34分)                              再 開(午後2時44分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。金城隆議員、一般質問を許します。 ◆金城隆議員 休憩をお願いします。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時45分) (字句の修正あり)                              再 開(午後2時45分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。金城隆議員。 ◆金城隆議員 皆様、こんにちは。ただいま大城秀樹議長よりお許しをいただきましたので、第195回名護市議会6月定例会、議席番号8番、礎之会、金城隆、一般質問をさせていただきます。その前に少しばかり所見を述べさせていただきます。昨日は、戦後74年目の、さきの沖縄大戦で亡くなられた20万人余の犠牲者のみたまを追悼する慰霊の日を迎え、糸満市では県主催の慰霊の式典が行われました。県内の遺族はもとより、県外からの遺族、また玉城デニー沖縄県知事、各市町村の関係者の皆様、また政府より安倍首相、衆参議長が参加され、戦後74年を迎え、気持ちを新たに反戦平和の誓いがなされたものと思います。沖縄県民の願いが、全国に発信され、反戦平和の、我々沖縄県民の願いが全国に放送されたものと思います。このような厳かな式典の中でも、政府関係者に対し、やじ、誹謗(ひぼう)中傷するような発言がテレビでも映し出されておりました。大変残念な状況であったことであり、県民の皆様にはそういう場をわきまえた行動をすべきだと思ったのは、私だけではないのではないでしょうか。戦後74年を迎え、今、世界の情勢も混沌(こんとん)としている中、我が沖縄県民の反戦平和の誓いを強固にすることが残された我々沖縄県民の使命であり、その大戦での犠牲者に対する供養にもなると私は思っております。これからも県民全員が頑張っていくことをお誓い申し上げまして、それでは通告に従い一般質問に移らせていただきます。質問事項の1 名護市民球場について。要旨の(1)球場管理についてどのように実施していくのか伺います。要旨の(2)管理用機材についてその計画と財源としてどの程度の規模になるのか伺います。質問事項の2 屋我地ひるぎ学園について。要旨の(1)特別教室棟の計画と規模について伺います。要旨の(2)グラウンドの整備計画について伺います。要旨の(3)開校4年目を迎え、ひるぎ学園の校区外からの生徒数の増加により現在のマイクロバスでの送迎では対応ができない状況下にあり、大型バスへの変更要望がありますが、当局の対応について伺います。質問事項の3 名護市制50周年記念事業について。要旨の(1)施政方針の中で市制50周年記念事業の取り組みについて、取り上げられている中で市民の意見を聞くと示されておりますが、その成果についてどのようになっているか伺います。要旨の(2)「市制50周年記念事業実行委員会」での事業計画の検討状況について伺います。質問事項の4 名護商工高校の設備科設置について。要旨の(1)現在、北部の建設現場において、機械設備工事の技術者不足の声が業界より多く上げられ、中南部には各地域に各1校の設備科があり、その就職率も100%で中南部の業界でも大変喜ばれているとのことであります。北部の設備業界の将来を担う人材育成のためにも、市当局から沖縄県への働きかけを行っていただきたいと思いますが、市当局の対応について伺います。質問事項の5 地域からの要望について。要旨の(1)これまでの定例会でもたびたび取り上げておりますが、再々度、運天原区区長より、ひるぎ食堂前の県道110号線の信号機設置について要望がありました。今年の2月に横断歩道を通行中の区民の方が、名桜大学女子学生の車に接触し、足を骨折する交通事故に巻き込まれています。信号機設置を含め、何らかの対策が取れないかとの要望ですが、当局の対応について伺います。以上を一次質問とし、二次質問については自席より行いますので、当局のご答弁よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により、一問一答、事項別の申し出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。市当局の答弁を求めます。玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 私のほうからは事項1の要旨(1)と(2)についてお答えいたします。まず要旨(1)についてお答えいたします。21世紀の森公園の管理につきましては、現在8人の嘱託職員を配置して維持管理を行っております。そのうち名護市営球場、サッカー・ラグビー場の管理につきましては担当職員を3人配置し管理しております。名護市営球場、サッカー・ラグビー場の担当職員は、平成15年度より北海道日本ハムファイターズのキャンプにかかわっており、北海道日本ハムファイターズのグラウンド整備担当職員より技術指導を受け、近年では芝の管理におきまして、北海道日本ハムファイターズより高い評価をいただいております。これからのプロ野球のキャンプでも、培ってきた芝の管理技術・経験等を生かして、今後も直営で管理をしていきたいと考えております。続きまして要旨(2)についてお答えします。管理用機材につきましては、現在トラクターを6台所有し、名護市営球場及び21世紀の森公園内の管理に当たっているところであります。なお、土中に空気を送り込むエアレーション用の特殊機材につきましては、年数回しか利用しないことから、今後も民間のリース業者より借用し対応してまいりたいと考えております。今後も、球場の管理につきましては、現在の管理用機材で対応可能と考えているところであります。しかし、芝生散水用スプリンクラー等の散水用機材につきましては、今年度予算を計上しております21世紀の森公園機能強化事業として、沖縄振興特別推進交付金を活用いたしまして、スプリンクラー付き四輪台車や、散水ホースなどの備品を購入していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 名護市営球場については、建設前から経済建設委員会でも検討され、またその調査として宮里尚議員、長山隆元議員ともども、コザしんきんスタジアムに行って私どもは勉強してまいりましたけれども、先ほど部長が答えられた芝の管理について、コザしんきんスタジアムは沖縄市体育協会で管理されているということで、その中には芝管理にたけた、沖縄県でも有名な方がおられて、沖縄セルラースタジアム、管理者自身は、広島東洋カープのマツダスタジアム広島にも呼ばれて管理をすることもあるということを聞きました。ですから、今、部長が答えられた中では市の担当職員によって管理されるということを聞きましたけれども、そういう芝の管理にたけた人の指導を受ける予定はないのかどうか。それについて伺います。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 先ほど一次答弁でお答えしましたが、もう15年以上名護市の嘱託職員がかかわって、かなり状態はよく整備されていると私たちも感じております。ただ、議員からご意見があるように、例えば芝の講習会等については、今後積極的に受講させていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。
    ◆金城隆議員 芝のよしあしで球場が評価されることもありますので、今後についてぜひとも検討していただいて、名護市の球場は使いやすいと言われるようにしっかりと管理していただきたいと思います。それでは要旨(2)についてでございますが、今回は投球練習場が新しく新設されますので、屋根つきだということでありましたけれども、グラウンドの特にキャッチャー、ピッチャー間の土の所、この辺を整備するためには、私はどうしても小さいタイヤシャボとかそういうものも必要だと思うのですが、これについてはどのように考えますか。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 投球練習場につきましては、マウンドは土の形態となっております。そのほか、キャッチャーの場所とか中間についても、これは人工芝で対応しております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 球場だけではなくて、今後、ラグビー・サッカー場の管理もありますので、管理する方々が3人ということでありますので、3人ということに対して私は非常に危惧しているところではあるのですが、果たして3人でできるのか、その辺も考えた場合、どうしても建設機械とか管理機材は融通をきかせていかないと、今後対応できないのではないかと思っているのですが、その辺の計画はどのように考えているか。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 先ほど8人のうち3人が専任ということがありますが、いろいろなケースに合わせまして、その8人の中から人員を増員しながらやっているところでございます。先ほど来あったように、サッカー・ラグビー場も今後の計画に入っておりますので、やはり人員とか、今後、この計画でどういう芝にしていくのかまた考えないといけないところがありますので、そこら辺をあわせながら機材等も視野に入れて、今後のサッカー・ラグビー場の整備をしていきたいと思います。ただ、現在は球場の管理ということで、従来どおりやっていきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 それでは質問事項の2についてお願いします。 ○大城秀樹議長 石川達義教育次長。 ◎石川達義教育次長 それでは質問の事項2 屋我地ひるぎ学園についてお答えいたします。まず初めに質問の要旨(1)について。屋我地ひるぎ学園の施設整備につきましては、前年度、平成30年度に校舎及び体育館の建設が完了し、今年度より特別教室棟の整備事業に着手する計画となっております。今年度は特別教室棟の建築設計業務を行い、次年度に建設工事を行う予定となっております。規模等につきまして、構造は鉄筋コンクリート造2階建て、延床面積490平米、主な教室は中学校用の理科教室及び技術教室、多目的教室2室、トイレ等を設け、校舎と体育館をつなぐ渡り廊下の設置を計画しております。続きまして質問の要旨(2)について。屋我地ひるぎ学園につきましては、小学校1年生から中学校3年生までの9学年が一体的に利用できるよう、屋我地小学校敷地内に施設一体型小中一貫校を整備する計画となっております。その一つとして小中共用のグラウンドを整備する計画となっております。グラウンド整備計画につきましては、これまでの施設整備に伴い学校敷地が手狭となり用地拡張が必要となることから、南側に隣接する土地5,044平米の用地買収等を今年度内に完了する予定となっております。次年度からグラウンド整備に関する測量設計業務を行い、令和3年度よりグラウンド整備工事を進めていきたいと考えております。続きまして質問の要旨(3)について。屋我地ひるぎ学園は、平成28年度に屋我地小学校と屋我地中学校の施設一体型の小中一貫教育校として開校しました。その際に、複式学級解消のために小規模特認校制度を活用し、校区外の児童生徒を定数内で募集してきましたが、児童生徒数は年々増加しております。今年度、屋我地ひるぎ学園の児童生徒数は158人で、そのうち91人が校区外の児童生徒となっております。その91人のうち66人の児童生徒がいわゆる「コミュニティーバス」を利用しております。市教育委員会では、学校の統合により遠距離通学になる児童生徒を支援するためにスクールバス運行事業を実施しております。屋我地ひるぎ学園は、既存の小中学校を施設一体型にした学校で、統廃合によって設置された学校とは異なるため、スクールバスの運行はしていない状況でございます。そのため、校区外から屋我地ひるぎ学園に入学・転学を希望する場合の条件として、「保護者は自らの責任と負担において児童生徒を通学させること」とあり、保護者はこれに同意して申請を行い、教育委員会は同意を確認して入学・転学を許可しております。また現在、通学支援をしている屋我地コミュニティーバスにつきましては、「やがじ交通移送支援モデル事業」の一環としてマイクロバスを購入して行っているため、大型バスへの変更は大変厳しい状況にあると伺っております。今後、屋我地ひるぎ学園の校区外児童生徒の通学支援につきましては、「やがじ交通移送支援モデル事業」を実施している屋我地支所と連携しながら考えていきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 特別教室の規模については、ただいま答弁いただきましたけれども、2階に多目的教室が造られるものだと思っておりますが、今の学校の児童生徒数は先ほど回答がありました158人からということになると、来年度はまた、今回70人増えたわけですから、これから二、三年後までは恐らく増え続けると私は思っているのですが、これから増えると予想される生徒数に対して、この特別教室の規模で対応できるのかどうかというのを伺います。 ○大城秀樹議長 石川達義教育次長。 ◎石川達義教育次長 小中一貫校をつくった際に、各学級、クラスの定員は30人という定数でつくっておりますので、それを超すと募集はしないということで30人まで募集をするという考え方でやっておりますので、教室については今整備するもので間に合うということでございます。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 各クラス30人というと、これから来年度に向けて、来年、もし屋我地ひるぎ学園に応募したとしても、定数で切ってしまうということになるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 石川達義教育次長。 ◎石川達義教育次長 まず地域の方々はそのまま受け入れますけれども、それ以外の余った部分といいますか、要するに余裕があるところは30人までですので、特認校として募集できるのは地域の人が入ったその後の余裕がある分だけになるということでございます。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 児童生徒数は158人ということでありましたけれども、学校側も非常にうれしい悲鳴だとは言いながら、非常に応募者が多くて苦慮しているところもありますので、この辺はぜひ学校側と十分な調整をしていただいて、できれば我々屋我地地域としては、多くの学生が屋我地地域に来ることを望んでいますので、どうかよろしくお願いいたします。それでは要旨(2)のグラウンド整備について伺います。先ほどの答弁からすると、グラウンド整備に係る用地取得についても順調に行われているということでありましたが、南側に用地を確保するということでありますが、想定は200メートルグラウンド一面ということでよろしいのでしょうか。 ○大城秀樹議長 石川達義教育次長。 ◎石川達義教育次長 議員おっしゃるとおり、今現在は東西になっていますけれども、南北になるということで200メートルのトラックができるということでございます。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 200メートルグラウンド一面と、もう一つ、建設検討委員会では駐車場の配備もあったと思いますが、それについてはどうですか。 ○大城秀樹議長 石川達義教育次長。 ◎石川達義教育次長 駐車スペースについては、以前、体育館があった所と正門の所に検討しているところでございます。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 屋我地ひるぎ学園も、非常に内容的にも充実してまいりましたし、令和3年度よりグラウンド整備も始まると、先ほどの答弁でいただきましたので、できれば早目の対応もしていただきたいと思います。また、今グラウンドがなくて、生徒たちも体育活動に対して非常に不自由な思いをしているところであります。その分、非常に大きな体育館を造っていただきまして、PTAの方々からも非常に喜ばれているところでありまして、ありがとうございました。それでは要旨の(3)について質問していきたいと思います。先ほど定員についてもありましたけれども、これから二、三年後を考えた場合に、今のバスの運行状況が非常に厳しい。マイクロバスでも25人が定員だったと思います。今、屋我地の地域のコミュニティーバス、地域で資金造成をして買ったバスもありまして、それが今フル稼働しているという状況にありますので、このバスをつけてもらったということも、非常に無理な注文を市当局に聞いていただいたという現状から、大型バスに変更という質問をするのも非常に気が引けたのですが、現場がどうしてもこういう状況にある中で、何とか校区外からの親御さんの負担を軽くするためにも、すぐではないのですが、どうかこれからの検討事項として考えていただきたいと思いますがどうでしょうか。 ○大城秀樹議長 石川達義教育次長。 ◎石川達義教育次長 教育委員会としては、まず原則は父兄の人が責任を持って登下校の支援をしていくということですが、屋我地支所のご厚意で、やがじ交通移送支援モデル事業を活用していただいて、現在子どもたちを送迎しているということがあります。そういうことで、今後どうするかについては、屋我地支所と話し合いをしながら、連携をしながら、地域の皆さんの話も聞きながら、鋭意検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 検討していくとのことであったと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。それでは質問事項の3をお願いします。 ○大城秀樹議長 松田健司地域政策部長。 ◎松田健司地域政策部長 質問事項の3、要旨(1)と(2)についてまとめてお答えいたします。先日の岸本直也議員の答弁と重複いたしますがご了承いただけますようお願いいたします。名護市市制50周年記念事業につきましては、昨年度に実行委員会を立ち上げ、記念事業を円滑に推進するため専門部会を設置しております。今年度は広報部会を2回開催し、今月下旬には広報部会、来月初旬には記念事業検討部会及び実行委員会の開催を予定しております。実行委員会及び専門部会の委員は各種市民団体の代表者であり、おのおのの部会が記念事業に対して実行委員会に提案を行い、事業の実施を図ることで、市民と一体となった市制50周年記念事業に取り組んでいるところでございます。また、市制50周年公式ロゴマークにつきましては一般の方から公募を行い、広報部会において最終選考作品として3つの案を選定し、名護さくら祭り会場などにおいて一般投票を行いました。一般投票には合計1,952人の皆様が参加していただきまして、その結果を参考に実行委員会において決定され、5月16日には、市長と製作者によりましてお披露目されたところでございます。公式ロゴマークにつきましては、商用での使用も含めて幅広く活用していただけるよう要綱を制定しております。さらに現在選定を行っている市制50周年キャッチフレーズにつきましては、市内の小中学生から募集を行い、979件の応募をいただいたところです。事務局において選定した10案について、現在、庁舎ロビーにおいて人気投票を行っておりますので、議員の皆様におかれましてもご参加をお願いできればと考えております。キャッチフレーズにつきましては、ことしの8月1日に市制50周年の1年前広報イベントを名護市営市場で開催する予定でございますので、その場において発表を行う予定としております。なお、市制50周年の1年前広報イベントにつきましては、例年開催されている名護市商工会主催の「まちなか交流マルシェ」と連携した取り組みを図るなど、官民一体となって取り組んでいるところでございます。今後とも2020年8月1日の市制50周年に向けて、半世紀という大きな節目の年を市民の皆様とともにお祝いできるように記念事業などを通して祝祭ムードを高めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 この市制50周年事業については、各委員からも多くの質問が出されましたけれども、メイン会場として市民会館を中心にやるということで理解しておりますが、これは市内5地区、屋部、名護、久志、羽地、屋我地と、地区での取り組み事業としては何もないのでしょうか。 ○大城秀樹議長 松田健司地域政策部長。 ◎松田健司地域政策部長 式典についてでございますけれども、まず式典そのものが現時点で正式に何ら決まっているものではございませんので、今後検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 せっかくの50周年記念という事業でありますので、各地区で何か後世に残るような事業をぜひとも取り上げていただいて、市制50周年のときはこういうのがあったよということが、後になって記念に残るようなものが何かないか、どうか検討していただきたいと思います。ありがとうございました。それでは質問事項の4についてお願いします。 ○大城秀樹議長 石川達義教育次長。 ◎石川達義教育次長 それでは質問の事項4 名護商工高校の設備科設置についてお答えいたします。現在、県内で設備科を設置している高校は、県立美里工業高校と県立南部工業高校があります。両校とも全県区から入学できる学校となっておりますけれども、定員割れになっている学年もあると聞いております。それから名護商工高校でも開校以来、定員割れの状況が続いていると学校側から伺っております。設備科の設置となると、現在の名護商工の実習室では対応ができないので、新たな実習室等の設備の整備が必要となります。そういうことで多額の予算がかかる。さらには、設備科を新設することになっても、設置から最初の卒業生が出るまでには、通常8年から10年かかると言われており、社会情勢がめまぐるしく変化する中、8年、10年後にどれだけの生徒が設備科を希望するのかについては見通しが立ちにくいとの懸念もあるということを学校側から伺っております。この状況の中、新たに財源を投入して設備科を新設することは大変難しい状況にあるということを学校側から伺っております。議員のご質問のとおり、北部の設備業界の将来を担う人材育成のために、北部地区に設備科を新設することは北部地区にとっても有益なものであると認識はしております。そのため、県への働きかけにつきましては、今後、北部の設備業界の皆様の動向と生徒の進路希望状況を見ながら考えてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 設備科の設置については、名護市管工事業協同組合、また北部では本部町、今帰仁村、いろいろなところから、設備業界には多くの要望があるということを聞きました。私が調べたところ、今、厚労省から平成27年より5年間、平成31年度まで東村にある沖縄産業開発青年協会に建設関連の科として、建設団体を全部まとめた募集、型枠とか鉄筋、そして重機の運転、それと設備の電気工事、設備工事の科が20人の定員であると。ところがこれは平成31年度で終わりますので、そこでこれまで20人いっぱいとは言いませんけれども年度によって変わっているのですが、大体十数人の方々が資格取得のために頑張っている。ところがこれが、国の緊急対策なものですから3カ月で終わるのです。3カ月では資格取得ということにはなかなか結びつかない。ただ現場で対応するだけということで。ところが車両系のユンボの資格については、これは3日ですぐ取れるのですが、この設備の試験というのが、管工事とか非常にレベルが高くてなかなか取れない。3カ月ではとてもじゃないけど取れないのです。そういうことから、ぜひとも専門学校的なものが北部にないと北部の人材が育ちません。また今の現状で、具志川職業能力開発校、沖縄市にあるポリテクセンター沖縄など、年間、北部の若い方々が平均で十二、三人通学されているのです。そういう現状がありますので、教育次長が言われたような現状では、私は定員を20人にしてとかそういうことは言いませんけれども、今、名護商工高校の電建システム科は15人ほどの定員があるわけです。電建システム科というのは、電気科だったものがシステム科になっているのですが、これは電気だけではなくて水道まで、機械設備まで入れた、総合設備ということで、何とかこれを県のほうに進言していただきたいのですが、いかがですか。 ○大城秀樹議長 石川達義教育次長。 ◎石川達義教育次長 議員おっしゃる話も重々認識はしているところでございます。名護商工高校の先生方に話をすると、やはり議員がおっしゃるとおり設備というのは、機械、電気とは違ってかなりレベルが高くて、さらにまた実習する設備、そういう実習室と言いますか、そこにお金がかかるということがあって、直に今、いろいろ変わっていく設備の勉強もさせながらやるということで、この実習室を2つぐらい設けないと、免許を持った形で卒業させることができないということがあって、かなりレベルが高いということで話がありました。そういうことで県としても、なかなか一歩前に踏み出せないというのがあるということを伺っております。そういうことで、まずは県の教育委員会で考えなくてはいけませんので、議員おっしゃるとおり、北部の人材を育成するという観点は我々も重々認識しておりますので、その辺は県のほうに声を上げて、北部の業界を含めて一緒になってそういう話ができればいいなと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 ぜひとも検討していただいて、生徒が全然いないわけではありませんので、今、北部の各市町村の公共工事においても、名護市の近隣の市町村、例えば国頭村、大宜味村、東村、ここの公共工事についてもほとんど名護市の業者が行っているという状況。地元には対応できる会社がほとんどないのです。ただでさえ人員不足という中で、これを名護市が全部カバーするということは、なかなかできないということから、それこそ10年後には今の名護市管工事業協同組合の現場の平均年齢が56歳と聞いております。そういうことから、あと10年後には名護市でも、あとは中南部に要請して来るような状況になるのではないかと私は危惧しておりますので、どうかこのことは北部市町村の一つの大きな問題として皆さんも検討していただいて、これからの推移を見守って、どうか検討していただきたいと思いますのでよろしくお願いします。ありがとうございました。それでは質問事項の5をお願いいたします。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 質問事項5、要旨(1)についてお答えします。ひるぎ食堂前交差点への信号機設置につきましては、これまでも名護警察署へ設置の要望をしておりますが、見解としまして、現在の交通状況において信号機の設置は厳しいとの回答でございました。また、道路管理者である沖縄県北部土木事務所に対しましても、交通事故が発生している状況を伝え、安全対策について要請を行っておりますが、現時点では標示等も設置されておりまして、これ以上の対応については困難とのことでございます。しかしながら、交通安全推進の観点から何らかの対策は必要であると思いますので、市としましては注意看板を設置するとともに、引き続き関係機関へ信号機の設置や安全対策について要請を行っていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 この件については、前定例会でも翁長久美子議員が取り上げておりましたけれども、この質問の要旨の中でも言っているように、2月にお年寄りの方が事故に遭って骨折して、今は車椅子生活ということになっております。その交差点は部落の上側、そして公民館に行く通路になっておりまして、どうしても県道110号線を横断しないと向こうまで行けない、売店にも行けない状況になっております。そのことから、公民館でゲートボールをやっているのですが、あの事故以来、お年寄りの方々の人数が大分減ってしまったと。そういうこともあるものですから、あの事故の後に、運天原区長から名護署にも要請しておりますし、我々屋我地の交通安全協会として、私も名護署に行ってまいりましたけれども、その後から何ら変わりがない。例えば、横断歩道もところどころ白線が消えておりまして、きちんとした横断歩道ではないです。それとワルミ側からの交通車両、特に観光客の皆さんはスピードを出してくる。逆に、反対側の古宇利方面から来る車も、この300メートルぐらいはストレートな道でありますのでスピードを出してくる。そういうことでこの看板、「徐行」とか「横断歩道あり」とか、事故を起こしたその日から何も変わっていない状況でありますので、その辺を、名護警察署、また公安委員会にも行っていただいて、せめて看板の設置をお願いしたいと思いますが、いかがですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 一次でも答弁いたしましたが、信号機の設置は引き続き要請はさせていただくと。ただその間何もしないのかということでは、やはりまずいかと思います。市としてということでございますが、市の中にあります交通安全推進協議会、こちらのほうでも議題にさせていただいて、運転手の意識に頼らざるを得ない部分が多くありますので、マナー向上の啓発について、また名護地区交通安全協会の屋我地支部長であられます金城議員とともに、そういった啓発活動に努めてまいりたいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 今、市内では、信号機設置の問題で、撤去するとか設置するとか、いろいろなことが言われておりますが、もしできるのであれば、点滅信号になっている所が真喜屋にもあります。そういうものも利用できないのかどうか、その辺についてもしっかりと当局から名護警察署、また先ほど言われた交通安全協会にも要請していただきたいと思いますので。また重大事故が起こる前にこういう対策をしていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。これで私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 金城隆議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後3時37分) (議会運営委員会開催の連絡あり)                              再 開(午後3時37分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。                              散 会(午後3時37分)...